はばたけ,理学部人材! キャリアシンポ報告
高橋 嘉夫
(キャリア支援室長/地球惑星科学専攻 教授)
2022年11月17日(木)に恒例の理学系 OB・OG による「理学部生のためのキャリアシンポジウム: 理学部の進学と就職ガイダンス2022 Online」を開催した。今年は,生物化学,物理学,地球惑星科学の博士あるいは修士課程を修了され民間・国家公務員に進まれた OB・OG に,下記のタイトルでご講演をいただいた。
キャリアシンポジウムオンライン2022ポスター
1. 齊藤 健(2013年生物化学専攻博士課程修了・博士(理学):現Astellas Pharma Global Development, Director, Bioinformatics)「4-D analysis of research environment : Academia-Industry-Japan-USA」
2. 西村 美紀(2018年物理学専攻博士課程修了・博士(理学):現京都フュージョニアリング株式会社経営企画部マネージャー)「いつでも新しい世界へ!」
3. 後藤 裕(2014年地球惑星科学専攻 修士課程修了:現文部科学省大臣官房総務課専門官)「科学技術と社会の間で」
現在米国でお仕事なさっている齊藤さんからは,米国で就職する場合の博士号取得の重要性を述べていただいた。西村さんからは,ポスドクからコンサルタント企業,さらにスタートアップ企業へキャリアを進まれた体験を紹介いただいた。また,後藤さんからは,修士から国家公務員に進むという道を選択された理由についてお話しいただいた。いずれも例年にも増して,理学系学生のキャリア選択についてとても参考となるアドバイスであった。このシンポジウムは,学生に限らず多くの貴重な話が聞ける場である。来年度以降もぜひ多くの方にご参加いただければと願っている。最後に,本シンポジウムの開催にご協力いただいた各専攻・学科の先生,ありがとうございました。