search
search

理学部ニュース

すべての惑星を探査する

杉田 精司(地球惑星科学専攻 教授) 

1992年,東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。米国ブラウン大学(Brown University)地球科学科博士課程修了(Ph.D.),東京大学理学系研究科助教,米国航空宇宙局エイムズ研究センター(Ames Research Center)招聘研究員,東京大学新領域創成科学研究科准教授ののち2009年教授を経て,2014年より現職。


Q. 子供の頃好きだった教科は?
A. 図画工作
教科書を読まされて覚えてテストを受けるものが多い中で、図画工作だけは全く自由にできるように感じたからでした。

Q. 東大理学部のいいところはここ!
A. さん付けで呼び合うフラットな人間関係
肩書きでなく、発言内容で議論を進めようとする精神の表れだから。

Q. 座右の銘は?
A. NASAエイムズ研究センターにて惑星大気実験で師事したビジュン・カレー(Bishun N. Khare)博士の言葉
“Do not think a difficult thing as stress. Then it becomes stressful. Think it as a challenge. Then it becomes something to look forward to”.
彼はカール・セイガン(Carl Sagan)の右腕と言われた研究者でした。

最初に聞いたときには「そんなふうに考えられれば誰も苦労しないよ。何言っているんだろう?」と思いました。ですが,彼の生き様であることがわかったときに,言葉の意味が分かった気がしました。

Q. 趣味はなんですか?
A. 水泳とサイクリング
頭ばかり使った1日の最後に体を動かすことは、何よりも心地よいです。

Q. インスピレーションの源は?
A. 研究のインスピレーションは朝のコーヒーの後のひとときに来ます。
でも健康な生活をしてないと,コーヒーだけ飲んでも何も浮かびません。

Q. 宇宙人はいると思う?
A. いるに決まっている
宇宙には膨大な数の惑星が存在していて,その少なからぬ割合が温暖湿潤な環境を持っている条件を満たす地球型の惑星であることまで判明しています。そこに生命が生まれない方がおかしいです。

 

ー メッセージ ー

宇宙は広く,無限の多様性をもった惑星が存在します

 

理学部ニュース2023年1月号掲載

理学の研究者図鑑>