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理学部ニュース

第36回理学部公開講演会の開催

榎本 和生(広報室長/生物科学専攻 教授)

 




公開講演会の様子
上:石田隆 講師,中:秋山了太助教,下:嶋作一大 准教授

このたび2024年3月8日(金)に「理学が拓く世界」と題した第36回の公開講演会をハイブリッド形式(小柴ホールで現地参加と理学部YouTubeチャンネルライブ配信)で実施した。理学部・理学系研究科で年に一度,広く一般向けに理学の面白さを伝えるために開催しているイベントである。

まず石田 隆 講師(情報科学科)より「機械学習の性能はどこまで良くなる?」として,最新研究に基づいたベイズ誤差を推定する手法とその活用例を紹介された後,機械学習分野の今後の可能性について展望が述べられた。次に秋山 了太 助教(物理学専攻)より「電気を通すか,通さないか,それが問題だ」として,半導体に焦点をあわせ,その不思議な性質から社会での活用について,研究最前線を紹介しながら説明された。最後に,嶋作 一大 准教授(天文学専攻)より「銀河の世界」として,銀河の特徴,進化,超巨大ブラックホールとの関わり,私たちとの間に隠されたつながりなどについて,最新の観測結果を交えながら紹介された。

Slidoを通じた講演内容への質問も多く寄せられ,現地参加者もオンライン視聴者も共に,講演内容への理解を深める有効な時間となったようである。本講演会は理学部広報委員会の監修のもと,開催の準備,収録,配信を広報室と情報システムチームが協力して行なった。現地およびオンラインで講演会を視聴いただいた皆様と,さまざまご助力いただいた皆様に深く感謝したい。

 

理学部ニュース2024年5月号掲載

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