DATE2026.04.17 #Press Releases
小惑星リュウグウから予想外の巨大有機分子を発見
ー従来の常識を覆す立体構造を持つ巨大有機分子を直接観察ー
発表概要
東京大学大学院新領域創成科学研究科の岩田孝太特任研究員(研究当時)と杉本宜昭教授の研究グループは、北海道大学低温科学研究所の大場康弘准教授、九州大学大学院理学研究院の奈良岡浩教授、広島大学大学院先進理工系科学研究科薮田ひかる教授、東京大学大学院理学系研究科の橘省吾教授の研究グループと共同で、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウ(注1)から持ち帰った試料に含まれる有機分子を、高分解能の原子間力顕微鏡(AFM、注2)を用いて単一分子レベルで直接観察することに成功しました。本研究により、従来の分析手法では見逃されていた100環を超える巨大な有機分子の存在が明らかになりました。これらの有機分子は、5員環(注3)や7員環、さらには8員環といった多様な環構造を含んでおり、平面ではなく立体的な構造を持っていることが分かりました。この成果は、太陽系形成以前の星間分子雲から小惑星へと受け継がれた有機分子の進化過程を解明するための極めて重要な手がかりとなります。
原子間力顕微鏡によって小惑星リュウグウからの試料に含まれる有機分子を観察した
(©JAXA、東京大学など)
関連リンク
発表雑誌
| 雑誌名 |
Nature Communications
|
|---|---|
| 論文タイトル |

