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理学部ニュース

数学で世界の成り立ちを理解したい!

松井 千尋(数理科学研究科/数学科兼担 准教授) 

2007年,東京大学理学部物理学科卒業。2009年,東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 修士課程修了。2012年,東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 博士課程修了。2011年,日本学術振興会特別研究員。2012年,JST FIRST合原最先端数理モデルプロジェクト 研究員。2013年,東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻第四研究室 助教。2016年,東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻第三研究室 助教。2017年,東京大学大学院数理科学研究科 准教授。


Q. 子供の頃好きだった教科は?
A. 理科と音楽
幼少期からピアノを習っていたこともあり,理科以外では音楽が好きでした。特に,民族音楽に使われる音階に興味があり,一時期は楽理を学べる大学に進学することも考えていました。

Q. 座右の銘は?
A. “Nothing in life is unimportant”.
高校生のときに英語の授業で配られた補助教材プリント“The Most Important Thing I’ve Learned in Life”に載っていた,作曲家ジョン・ケージの言葉。うまくいかないときや一歩踏み出すべきか迷ったときに,いつも背中を押してくれる言葉です。

Q. 東大理学部のいいところはここ!
A. 器が大きい(笑)
10の学科を抱える理学部は組織も巨大ですが,「こういう考え方は変わっているかな?」ということを「面白い!」と受け入れてくれる土壌があります。興味の趣くまま自由に研究を進められるのが魅力です。

Q. 趣味はなんですか?
A. アルゼンチンタンゴ
始めたきっかけは,研究会のバンケットでダンスに誘われたときにペアダンスの踊り方がまったくわからなかったこと。その後,世界中の同業者に多くの愛好家がいることがわかり,驚きました。

Q. インスピレーションの源は?
A. 美術館や演奏会
一見,芸術と理学は無関係に思えますが,作品を生み出す情熱や新しいアイデアに対する試行錯誤は共感できる部分がたくさんあります。鑑賞後は不思議とやる気が湧いてきます。

Q. 自分は運がいいと思う?
A. もちろん!
理科や数学を面白いと思えたこと,その気持ちを応援してもらえる環境にあったこと,「好き」を突き詰める仕事に就けたこと,その中で素晴らしい人たちに出会えたこと。すべてがラッキーです!

ー メッセージ ー

あなたの「面白い!」を一緒に追究してみませんか?

 

 

理学部ニュース2023年3月号掲載

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