理学のワンダーランド in ホームカミングデイ2022 online

飯野 雄一
(広報室長/生物科学専攻 教授)

 

理学系研究科では,東京大学ホームカミングデイの機会に講演会「理学のワンダーランド」を開催している。卒業生にお子さんやお孫さんをお連れいただき,未来を担う子供たちに理学の面白さを味わってもらおうとの趣旨である。今回も一昨年,昨年に引き続きYouTube理学部チャンネルでのリアルタイム配信の形で10月15日(土)に開催した。小柴ホールから中継の形で配信し,2名の講師からのオンライン講演に続き,オンラインツール「Slido」を用い,補助の学生が視聴者からの質問を読み上げて講演者に伝える形で双方向の質疑応答を行った。また,視聴者から寄せられていた要望に答えて,講義内容の簡単なpdfを理学部ホームページ上にあらかじめ掲載した上で講演会を行った

星野研究科長の挨拶のあと,天文学専攻の嶋作一大准教授より「銀河の世界」とのタイトルで,銀河の進化の過程とそれを解き明かす研究についての講演があった。望遠鏡による観測を主体とする研究者ならではの美しい天体の画像が多数紹介され,天体の元素組成についての解説もなされた。視聴者はさまざまな興味をそそられたようで,最近のはやぶさ1,2に絡んだ質問も寄せられた。次に地球惑星科学専攻の高橋嘉夫教授より「地球上の元素の旅」とのタイトルで,地球誕生から46億年の間に地球全体で元素がどう巡ってきたかについて,地殻,大気,海洋を含む大きな時空間スケールでの講演がなされた。視聴者は,生物由来の水の循環を「千の風」になぞらえた高橋教授のご説明に大いに興味をそそられたようで,関連した感想が多く寄せられた。



(上)高橋教授,(下)嶋作准教授の講演の様子

参加者は,ライブ配信で145家族,当日限りで公開したオンデマンド視聴を含めると229家族であった。アンケートによると,小学校高学年から一般の方まで幅広い参加があったことがわかり,講演について非常に面白かったと満足の声が多く寄せられていた。

参加された皆様,講師の先生方,開催の準備と当日開催をしていただいた皆様に深く感謝申し上げたい。

 

 

理学部ニュース2022年11月号掲載

 

トピックス>

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加