今を全力で楽しみ,自分の道を切り拓く
谷中 瞳(情報理工学系研究科 講師/情報科学科兼担(卓越研究員)
2013 年,東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻修士課程修了。同年,株式会社野村総合研究所入社。2018 年,東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻博士課程修了,博士(工学)。2018 年理化学研究所革新知能統合研究センター特別研究員を経て,2021 年,東京大学卓越研究員に採択。
Q. 子供の頃好きだった教科は?
A. 国語と理科
どの教科も好きでしたが,とくに国語と理科が好きでした。国語は使ったことがない表現や言い回しを知ることが面白かったですし,理科は実験室での実験が好きでした。
Q. 中高生の頃,どんなことに興味を持っていましたか?
A. インターネット
幼い頃から日記をつけているのですが,中学の頃からインターネットでブログを書いたりホームページを作成したりすることが好きでした。世界中の人と一瞬でつながることができるところにインターネットの魅力を感じていました。
Q. 学生さんにおすすめする本や教科書は?
A. 「論理哲学論考」1
難しい内容ですが,考えるとは何か,意味とは何か,といった誰もが一度は少し考える問題を明晰な文章で記述していて,揺るぎのない真理について考えさせられます。
Q. 座右の銘は?
A.一期一会
おいしいものを食べた時,気持ちの良い風が吹いた時,わからなかったことがわかった時など,一瞬一瞬の出来事が,一生に一度の出来事であり,大事にしたいと日々感じています。
Q. 趣味はなんですか?
A. 音楽(ジャズピアノ)
とくに幼い頃から父がジャズや洋楽を聴かせてくれていた影響で,ジャズが好きです。ピアノを弾きます。父は趣味でジャズギターを弾くので,一緒に演奏することもしばしばあります。
Q. インスピレーションの源は?
A. 歩いているとき,お風呂に入っているとき
無意識に常にぼんやりとは考えているのですが,比較的歩いているときやお風呂に入っているときに良いアイデアが浮かぶことが多い気がします。体に良いことは頭にも良いのかもしれません。
Q. 東大理学部のいいところはここ!
A. アカデミックで自由な雰囲気と人
理学部にいる人も雰囲気も自由で叡智に満ちていて,自分の知らないこと,知りたいことがまだまだたくさんある,と日々刺激を受けています。
Q. 転生できるとしたら?
A. もう一度自分の人生を全力で楽しむ
学部の時は今の専攻と全く別の専攻で応用化学を専攻していたので,もしタイムスリップできるなら今の専攻を最初から選んでみるなど,色々な選択肢を選んでみたいです。
1. ウィトゲンシュタイン(Ludwig Josef Johann Wittgenstein)著,野矢茂樹訳 岩波文庫
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