「ほのぼの物理キーワード辞典」動画配信を開始

宮下 哲(物理学専攻/トランススケール量子科学国際連携研究機構 特任教授)
林 将光(物理学専攻/トランススケール量子科学国際連携研究機構 准教授)
中辻 知(物理学専攻/トランススケール量子科学国際連携研究機構 教授)

 

昨今,若者の理科離れ,物理離れが話題になって久しい。わたしたちが面白い!と思っているキーワードがあまりにも専門的でとっつきにくいことが一因と考えられる。そこで考えたのが,今回2022年4月18日に東京大学大学院理学系研究科・理学部YouTubeチャンネル上で配信を開始した「ほのぼの物理キーワード辞典」である。「水中の癒し系の生き物」×「難解な物理用語」×「人気声優」という従来にないコンセプトで,今まで理科や物理に振り向かなかったような中学・高校生,さらには一般の方々に物理学に少しでも親しみをもってもらうことを目的にした。また,最後まで見てもらえるようになるべく短く,1動画あたり約3分のサイエンス動画として企画した。「超ひも理論」や「トポロジカル物質」など13の最先端の物理をテーマにした13本の動画を4回にわたって公開した。


開初日に2000視聴回数を超えた「超ひも理論」のサムネイル

最先端の物理キーワードの背景には,その研究のドラマや驚くべき発見があり,それらを正しく,かつ,触れ合いやすくすることが味噌である。多忙な中,このような一風変わった企画に賛同し,仔細にわたり熱心に監修してくださった多くの教員のおかげで,内容としてはとてもしっかりしたものにできたと感じている。ここに感謝を申し上げたい。また,本学,JSR株式会社様,株式会社NHKエンタープライズ様との3者による同時プレスリリースが功を奏したのか,公開初日に視聴回数が2000回を超える動画もあったり,SNS上でも多くの「つぶやき」がなされたりと反響の大きさを実感した。 

世間では声優の梶裕貴氏の「クセの強い」ナレーションが話題を集めているが,約3分という短い時間の中に各テーマの面白さや未解明な部分がワクワク感とともにコンパクトに詰まっている点に注目しながらご笑覧いただきたい。また,本動画をご家族にも是非ご案内いただき,感想など御寄せいただけると幸いである。

最後に,制作費用をサポートいただいたJSR株式会社様,動画制作を担当いただいた株式会社NHKエンタープライズ様には,この場を借りて心から感謝を申し上げたい。

 

理学部ニュース2022年7月号掲載

 

トピックス>

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加