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理学部ニュース

暑さに負けず考える女子中高生の未来2021

河野 孝太郎(男女共同参画委員長/天文学教育研究センター 教授)

東大理学部で考える女子中高生の未来当日の様子。
上:河野孝太郎男女共同参画委員長挨拶。
下:PCでのイベント画面

女子中高生とその保護者・教員を対象とした進学促進イベント「東大理学部で考える女子中高生の未来」を2021年7月31日 (土) に開催した。昨年に引き続きオンラインでの開催を余儀なくされたが,昨年を大幅に上回る83件の接続(保護者も含め参加者はさらに多いと思われる)があった。 生井飛鳥准教授(化学専攻)による理学部の紹介に続き,文部科学省研究振興局の室田 優紀様に「理学部から行政へ・幅広い職業選択」と題してご講演いただいた。文部科学省において取り組まれている多様な職務内容のお話を通して,理学を通して得たものが,いかに幅広い場面で活かされているか,わかりやすく示していただいた。東京薬科大学生命科学部教授・高須昌子先生には,「大学教員としての仕事〜理学部に進学してよかったこと〜」という題目でご講演いただいた。統計力学に興味を持った物理学科時代から,タンパク質のシミュレーションによる研究に取り組まれるに至った過程,またお忙しい研究のかたわらジョギングやマラソンを楽しまれる様子もご紹介いただいた。 中学生の登録が多かったことを踏まえ,バスケ部で練習に励んでいた中学生時代のお話も急遽加えていただいた。講師お二人とも,相次いだ質問にユーモアを交え親身にお答えいただき,大変好評であった。

その後, 理学部10学科を代表する女子学生10名による研究紹介,そしてZoomの個別ルームで活発な懇談・質疑が行われた。1人でも多くの生徒さんが,東大理学部への興味を深め,このイベンドでの経験を今後の進路選択に活かしてくれると期待している。

最後に,ご講演いただいた室田様・高須先生,そして学生(TA)の皆様,男女共同参画委員会の皆様,また総務・広報各チームの皆様・関係各位に深く御礼申し上げる。

理学部ニュース2021年9月号掲載

 

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