理学部オープンキャンパス2021でのライブ講演の様子 上：数学科 植田 一石 准教授（1日目） 下：地球惑星環境学科 鈴木 庸平 准教授（2日目）

2021年7月10日（土），11日（日）の2日間，第16回目となる理学部オープンキャンパスを開催した。新型コロナウィルス感染症への対策のため，昨年度から引き続きオンライン開催となった。学生および教員による小柴ホールからのライブ講演は，YouTube Liveを介して生放送で配信し，質疑応答はチャット形式の質問システムSlidoを用いて随時質問を受け付け，リアルタイムに回答する形式で行った。また，事前に撮影した講演のオンデマンド配信も行った。両日あわせて13,665回視聴されており，例年の現地でのオープンキャンパスとの直接の比較は困難であるが，ひじょうに多くの方にご参加いただき盛況であった。

アンケート結果によると，現地に来ることなく講演を聴けることや，気軽に質問できることなど，オンラインの利点が高く評価されていた。どの講演も多数の鋭い質問を参加者からいただき，小柴ホールには関係者しかいないにもかかわらず，ひじょうに活気があった。とくに学生によるライブ講演は，講演者とファシリテータの掛け合いで，中高生が疑問に思うところを拾いながら，最先端の研究成果とリアルな学生生活を紹介していただき， 講演時間中にすべての質問に回答するのが困難なほど盛り上がった。学科別相談コーナーや女子中高生の相談コーナーでは，学生や教員に個別に相談する参加者も多数見られた。

今回のオープンキャンパスのテーマは「わからないから面白い」であった。世界の誰もわからないことを，自らの手で解き明かしていくことの面白さが伝わり，理学を志す若者が増えることを期待する。

最後に，総務・広報・情報チームをはじめとする職員の皆様，多くの学生と教員の協力により盛大にオープンキャンパスが催されたことを感謝します。

理学部ニュース2021年9月号掲載

 

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