理学部生のためのキャリアシンポ:先輩に学べ

高橋 嘉夫(キャリア支援室長/地球惑星科学専攻 教授)

2020年11月12日に,キャリア支援室の企画による恒例の理学部・理学系研究科キャリアシンポジウムと就職ガイダンスがオンラインで開催された。今回は,前半では「先輩に学べ」ということで,いずれも理学系研究科で博士号を取得されて研究者になられている二人の先輩のお話しを伺った。最初の発表者の奥村大河さんは,企業の研究所での研究員,地球惑星科学専 攻のポスドクを経て,この11月1日に助教に着任された。常に自分の将来を突き詰めて考えてここまで進まれてきた過程がよく分かるご発表で,企業でやる研究と大学でやる研究の違いなども明確に示され,学生の皆さんには(さらにはわれわれ教員にも)とても参考になったと思う。お二人目の松井朋裕さんは,物理学専攻の助教を経て,現在はアンリツ株式会社の先端技術研究所でご自分の研究室を主宰なされている。奥村さんと同様に,企業と大学でやる研究 の違いに触れながら,アカデミアを経て企業で活躍する道が開かれていること,そしてそれが可能なのは理学部で基礎を学んでいるからだということを熱く語っていただいた。 これらの講演から,大学か企業かに関わらず, 研究をすることの素晴らしさが伝わり,多くの学生さんが理学部での学びを活かして研究の道に進んで欲しいと思う。最後に,キャリア支援室の川野充郎室員から就職ガイダンスがあり,本会を終えた。今回は,オンライン開催でいくつか反省点(参加者がミュートを忘れて雑音が入った(ホストが強制ミュートすべきだった),ほとんどの学生さんがビデオ停止にしていて顔が見えず,発表者の印象は悪かった)があったが,例年50~70名程度の学生の参加だったのに対して,151名の参加者を数え大盛況となった。アンケートの回答でも有意義だったとの感想が大半であった。今後のキャリア支援室の企画でも,オンラインを有効に取り入れながら,一方で対面の良さも意識しながら,よりよい形態を模索しながら進めていきたいと思う。発表者のお二人,ご参加・ご協力いただいた皆さま,ありがとうございました。

理学部ニュース2021年1月号掲載

 

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