理学のタマゴ 
「明日から本気だす系大学院生」

星野 真宏(物理学専攻 修士課程2年生)
出身地:愛知県
出身高校:岡崎高校
出身学部:東京大学理学部物理学科
Q. 中学生のころ,どんなことに興味を持っていましたか?
A. やっぱりサイエンス
私は部活以外の課外活動はしていませんでしたが,ニュートンという科学雑誌をよく読んでいた記憶があります。あとは,顕微鏡で細胞を見たり電気回路で遊んだりする一般的な若者でした。
Q. 座右の銘は?
A. 憧れは理解から最も遠い感情だよ
私は負けず嫌いで,凄そうな人を見ると追い越してやろうとがんばることができます。それを表すのが漫画「BLEACH」の藍染のこのセリフです。
Q. 理学部に進学しようと思ったきっかけは?
A. 物理学の沼にはまった
1年生のとき力学と熱力学に感動し,夏休みに田崎晴明先生*の「熱力学—現代的な視点から」などの教科書を泣きながら読みました。当初は工学系に進もうと考えていましたが,そこで沼にはまってしまったようです。*現・学習院大学 教授
Q. 研究や学問のどこが楽しいですか?
A. いろんなアイデアを試せること
勉強が進むと研究のアイデアがたくさん湧いてきます。多くは論文などの成果に結びつきませんが,試行錯誤する過程が楽しいのではないでしょうか。その本質は幼少期の頃の遊びと同じなのかもしれません。
Q. 今と違う研究をするとしたら,どんな研究に興味がありますか?
A. お金になるような研究や開発
最近,社会を支える産業を創ることに大きな意義を感じています。量子コンピュータをはじめとしたディープテック領域にも資金が集まりつつあるようです。基礎科学からも貢献したいですね。
Q.趣味はなんですか?
A. レッサーパンダ
レッサーパンダの動画や写真を見たり,動物園に行って会いに行ったりします。上野動物園の年パスを買うとキャンパスからいつでも散歩しに行けるのでおすすめです。
Q. 動物に生まれ変わるとしたら?
A. レッサーパンダ
しっぽを枕にする,寝顔が幸せそう,竹ばかり食べるから臭くない,など羨ましい点がたくさんあります。兄弟がいれば遊んではしゃいだりするのも楽しそうです。物理はできなさそうですが。
Q. 将来の夢はなんですか?
A. 社会的意義のある事業をする
私の物理学の専門性と我の強さを活かすことを考えると,将来起業することも一つの選択肢だと思っています。適性があるかわからない上に具体的に取り組みたいことはまだ何も決まっていませんが,夢はありそうです。
Q. 朝型ですか?夜型ですか?
A. 夏は朝型,冬は夜型
朝起きるときの気温が快適になるように調整しています。ただ,眠気のある夜に作業をしていると,ふと「明日から本気だせばいいか」と思い,早めに寝てしまうことも多いです。
Q. 日々の研究や勉強で,息抜きには何をしていますか?
A. コーヒーを淹れる
研究室と自宅の両方でコーヒーを淹れる環境を整えました。息抜きのはずが,最近では水の成分の調整からしたいと悩みだすようになってしまっています。少し控えた方がいいかもしれません。
最近の研究ノート:共形場理論を用いてエンタングルメントエントロピーを計算する際に描いた図形
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