好奇心で地球と人類の一助となる
後藤 和久
(地球惑星科学専攻 教授)
2004年,東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程修了 (博士(理学))。2007年,東北大学大学院工学研究科 助教。2010年,千葉工業大学惑星探査研究センター 上席研究員。2012年,東北大学災害科学国際研究所 准教授。2019年,東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 教授。
Q. 子供の頃好きだった教科は?
A. 理科と社会
Newton(ニュートン)などの科学雑誌を見て,宇宙や地球,人類の謎を考えるのが好きでした。その影響だと思いますが,教科も理科と社会(歴史)が好きでした。
Q. 中高生の頃、どんなことに興味を持っていましたか?
A. 考古学
インディー・ジョーンズに憧れていたのだと思います。ずっと考古学がやりたいと思っていました。考古学が文系の学問に分類されていることはまったく知りませんでしたけど.今になって,ポリネシアの文化の衰退と災害の関係など,考古学を含むような研究に取り組むことができています。
Q. 東大理学部のいいところはここ!
A. 本質を探究できる
簡単なようで難しいことです。理学の本質的な研究課題を自ら見つけて挑んでいる人たちの集まりで,すごい所だと思います。
Q. 趣味はなんですか?
A. 旅行
いろいろな場所に行って,人,食,風景に触れることが好きです。そういう意味では,仕事の一部が趣味を兼ねていると思います。幸せですね。
Q. 自分は運がいいと思う?
A. おそらく
これはわからないですね。でも,研究プロジェクトに恵まれ,師匠,同僚,学生にも恵まれているという意味では,運が良いのかなと思います。
Q. インスピレーションの源は?
A. フィールド
地球を理解するには,現場(フィールド)がもっともインスピレーションが得られる場所だと思っています。調査の合間にふと周りの風景を見るときに学ぶことが多い気がします。「地球のことは地球に聞け」,ですね。
ー メッセージ ー