東大理学部 高校生のための冬休み講座2024
榎本 和生(広報室長/生物科学専攻 教授)

上から講演順に:物理学専攻 村尾美緒教授,生物科学専攻 中村遼平助教,数理科学研究科 今野北斗准教授の講演の様子
毎年冬休みの時期に行っている高校生向けの講演会を今年は2024年12月25日(水)に,小柴ホールの現地参加と理学部YouTubeチャンネルによる配信のハイブリッドで開催した。
理学系研究科長・理学部長 大越慎一教授の挨拶に続き,物理学専攻 村尾美緒教授による「量子エンタングルメント?!」,生物科学専攻 中村遼平助教による「エピジェネティクス〜メダカから紐解くゲノムの3次元構造〜」,数理科学研究科 今野北斗准教授による「幾何学における非存在性」の講演が行われた。
各分野の最先端の研究を垣間見る機会とあって,97名の現地参加者はノートを取りながら熱心に講演に聴き入っていた。質疑応答用のSlidoには,いずれの講演に対しても多くの質問が寄せられ予定の時間内では答えきれなかったため,休憩時間を利用して講師が直接現地参加者に応対する場面も見られた。参加者の関心の高さがうかがわれる。進行と撮影配信は広報室と情報システムチームが協力して行い,当日の受付や安全管理を事務部長と総務課がサポートした。ご参加・視聴いただいた皆様と,準備と運営にご協力いただいた皆様に心から謝意を申し述べる。