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理学部ニュース

理学のタマゴ 

「物理学に魅せられて」

金澤 貴弘(物理学科 4年生) 
出身地:静岡県
出身高校:静岡県立沼津東高等学校


Q. 中高生の頃,どんなことに興味を持っていましたか
A. 生きているもの・動いているもの
幼い頃から植物や虫の世話や観察が好きでした。生物がどうして成長するのか,どうして動くのかを不思議に感じていました。そのような興味から,現在では物理学を用いて生物の理解を目指しています。

Q. 東大理学部のいいところはここ!
A. 海外への派遣支援制度
理学部のSVAPを利用して,学部3年生の夏にハーバード大学メディカルスクール(Harvard Medical School)の研究室で研究インターンを行いました。アメリカでの生活と最先端の環境での研究を楽しむことができました。

注:SVAP(Study and Visit Abroad Program)

Q. 理学部に進学しようと思ったきっかけは?
A. 物理学の普遍性に魅せられて
大学に入学してから,物理学による自然現象の美しい記述に感動し,物理学を学ぼうと志しました。理学部物理学科では,物理に関する幅広い研究が行われていて,物理学の様々な側面を見てみたいと思いました。

Q. 今と違う研究をするとしたら,どんな研究に興味がありますか?

A. 数学
物理では自然を理解するためにモデルを作り,解析します。その際に様々な数学的手法を用います。そのため私は主に数学を使う立場で研究をしていますが,数学そのものを創るような研究も楽しそうだと思っています。

Q. 研究や学問のどこが楽しいですか?
A. 新しいことを学べるところ
それまで自分が知らなかったことを理解できるようになることは,楽しいことです。とくに,別の機会に学んだことが,思いがけずその根底で「つながっている」ことに気づく感覚は何物にも変え難いものです。

Q. インスピレーションの源は?
A. 暇な時間
じっくりと考えることができる時間にアイデアを得ることが多いです。たとえば,就寝時には感覚情報をシャットアウトできるので,考えに集中できます。考えていると寝つけなくなることもしばしばありますが...。

Q. 自分は運がいいと思う? 
A. すばらしい環境に恵まれてきた
これまで多くの人や機会,環境に恵まれてきました。その当時はそれほど意識していなかったようなことも,後から振り返ると,運がよかったと思えます。意外と楽天的なのかもしれません。

Q. 将来の夢はなんですか?
A. 研究者
常に新しいことを学び,発見する研究の活動が楽しいと感じています。また,その過程で対象への理解がさらに深まることも面白いです。そのため,研究を続けることで,学問の発展に貢献したいと考えています。

Q. 朝型ですか?夜型ですか?(活動の時間帯)
A. 朝型
朝は疲れが少なく,さわやかな気分で物事に集中して取り組めます。一方,夕方にかけて疲れがたまり,思考が鈍ってくるのを感じます。そのようなときには,睡眠をきちんととることを意識しています。

Q. 日々の研究や勉強で,息抜きには何をしていますか?
A. 散歩
集中が切れてきたときには,一旦机から離れ,散歩などで軽く体を動かします。そのことで,気分がリフレッシュされます。特に,大学の構内は,自然が豊かであり,散策では見るものに事欠きません。

テイラー級数。関数の近似を行う漸近展開は,関数の漸近的なふるまいを知るために有効な手法の一つであり,しばしば用いられることがあります

ーMessage ー

千里の道も一歩から