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理学部ニュース

家族で体験 理学のワンダーランド in ホームカミングデイ2023

榎本 和生(広報委員長/生物科学専攻 教授)

 

(上)安東正樹准教授,(下)伊藤恭子准教授の講演の様子

理学系研究科では,東京大学ホームカミングデイ開催時に「家族で体験 理学のワンダーランド」として講演会を開催している。卒業生にお子さんやお孫さんをお連れいただき,未来を担う子供たちに理学の面白さを味わってもらう趣旨である。今回は4年ぶりに小柴ホールでの現地参加者を募集し,YouTube理学部チャンネルでのリアルタイム配信とのハイブリッド形式で2023年10月21日(土)に開催した。

大越慎一研究科長の挨拶のあと,物理学専攻の安東正樹准教授より「重力と宇宙のお話」とのタイトルで,重力と宇宙の謎についての講演があった。講演中に会場へ質問を投げかけるスタイルは講演者への親近感を深め,講演が進むと難しさのレベルも深くなっていく内容に,参加者はとても興味深く聞き入っていた。質疑応答では,Slidoを通じて多くの質問が寄せられたほか,会場からも質問を求める挙手が後を絶たなかった。次に,生物科学専攻の伊藤恭子准教授より「植物の芽生えをみる」とのタイトルで,シロイヌナズナの遺伝子の働きについての講演があった。会場への質問を交えながら進めていく講演は,参加者の心を掴んで大いに盛り上がった。質疑応答では,会場のお子さんからの質問が止むことなく,惜しまれながら終了を迎えた。

本会は,現地参加が36組84名,ライブ配信とオンデマンド視聴を含めると689回の視聴があった。アンケートによると,小学校低学年から一般の方まで幅広い参加があったことがわかり,講演について満足の声が多く寄せられた。

参加された皆様,講師の先生,開催の準備と当日開催にご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げたい。

 

理学部ニュース2023年11月号掲載

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