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理学部ニュース

量子の世界の不可思議さに魅了されて

村尾 美緒(物理学専攻 教授) 

1991 年,お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。1996 年,お茶の水女子大学大学院博士。1996 年,博士研究員として米国ハーバード大学(Harvard University)。1996 年~ 99 年,英国インペリアルカレッジ(Imperial College London),1999 年,理化学研究所。2001 年,東京大学大学院理学系研究科 助教授(2007 年より准教授)。2015 年,東京大学大学院理学系研究科 教授


Q. 子供の頃好きだった教科は?
A. 算数と理科
小学2 年生の頃に,父の仕事の関係で当時の西ドイツに1 年間住んで現地の小学校に通いました。言葉がわからなくても算数と理科は理解できて「算数や理科は世界共通だなあ」と子供心に感じてより好きになりました。

Q. 中高生の頃,どんなことに興味を持っていましたか?
A. スタートレックとかスターウォーズとかSFドラマやSF映画
やはり宇宙とか科学技術とか聞くとわくわくしてしまう理系体質だったからでしょうか?それから,スタートレックのスポックのように冷静で論理的な人になりたいなと思っていました。

Q. 座右の銘は?
A. Taking the road less traveled by
まだ見ぬ山を見つけて登れ

私は他の人がやらないことをやるのが好きなようです。みんなが目指す混んでいる山よりも,新しい山を見つけて登りたい,研究においてもそのようなスタンスが好きなのです。

Q. 趣味はなんですか?
A. 身の回りの色々なことを最適化
収納システムを最適化したり,各種の効率化のアイディアを考えたりするのが好きです。夫には,最適化に費やす時間も最適化しないといけないのではという指摘を受けますが,最適化は趣味なのでそこは気にしないのです。

Q. 自分は運がいいと思う?
A. 非常に運が良いと思います
先例は気にせずに研究で「わくわく」することを追い求めてきた私の人生の色々な局面で,素晴らしい人々との出会いがあり,偶然に偶然を重ねて結果的に研究者の道を歩んできました。皆様に感謝しております。

Q. インスピレーションの源は?
A. 議論をしているとき(とシャンプー)
議論で新しいアイディアが出てくることが多いです。議論が脱線した際に意外なアイディアが出てくることもよくあります。もう一つ,考えながらシャンプーをしている際に(自分としては)大発見をしたことが数回ありました。

ー メッセージ ー

新しい山を見つけて登ってみましょう!

 

理学部ニュース2023年9月号掲載

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