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受賞・表彰

DATE2025.12.22 #受賞・表彰

小松一生准教授が「日本結晶学会学術賞」を受賞


小松一生 准教授

地殻化学実験施設の小松一生准教授が、「高圧下での中性子回折実験による氷多形の結晶構造の解明」と題する研究業績により、日本結晶学会学術賞を受賞されました。心よりお祝い申し上げます。本賞は、結晶学に関する独創的な研究を行った50歳未満の研究者に授与されるものです。

小松准教授は、私たちの身の回りに存在する最も身近で普遍的な物質の一つである氷を対象に、高圧条件下における結晶構造の解明に取り組み、数多くの先導的な研究成果を挙げてきました。氷の結晶構造を決定するためには、水素原子の位置を高精度で決定できる中性子回折実験が不可欠です。彼は、これまで技術的に困難であった低温領域における温度と圧力の同時制御を可能とする実験システム(通称 MITO system)を開発し、J-PARC MLFの強力なパルス中性子源を最大限に活用することで、高圧氷の構造研究を大きく前進させました。その成果として、積層不整の全くない氷Icの合成や、約80 GPaにおける氷の水素結合対称化の実証など、氷のサイエンスを飛躍的に進展させる研究成果を次々と発表しています。

このたびの小松准教授のご受賞を心よりお祝い申し上げますとともに、今後ますますのご活躍を祈念いたします。

日本結晶学会賞受賞者

(文責:地殻化学実験施設 教授 鍵裕之)