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受賞・表彰

DATE2025.07.09 #受賞・表彰

東京大学理学部数学科卒業生の深谷賢治 博士が国際的に権威あるShaw賞を受賞されました

Shaw賞財団が日本時間の5月27日に2025年のShaw賞受賞者を発表し、その数学部門の受賞者に理学部数学科を卒業された深谷賢治博士(清華大学丘成桐数学科学中心および北京数学応用研究所 教授)が選出されました。

今回の受賞決定は、深谷賢治博士のシンプレクティック幾何学における先駆的で革新的な業績が認められたことによります。特に今日、深谷圏、と呼ばれる数学の一つの研究分野を創始され、それが数学分野のみならず、数理物理学におけるミラー対称性といった、分野を跨いで大きな影響を与え続けていることが理由になります。

Shaw賞は天文学、生命科学および医学、数学に対して毎年贈られる香港のShaw賞財団による国際的に権威ある賞であり、数学部門で日本人として初めて深谷賢治博士が受賞されました。

授賞式は香港にて20251021日に執り行われる予定です。

受賞者のコメント

「お祝いの言葉をいただきありがとうございます。数学の研究は、地味なもので、まわりから何をやっているかわからないといわれるのが普通です。東大にいた頃から、40年ぐらいあちこちでそんな研究を続けていましたが、賞などをいただくことになり、ありがたく思っています。もう定年の年ですが、幸い今居る場所は、まだ研究教育をしばらく続けていて良いようなので、もう少し頑張りたいと思います。」

◯経歴:
神奈川県横浜市出身。1986年に東京大学で博士号を取得後、同大学および京都大学で教職歴を経て、2013年から2024年 米国ストーニーブルック校サイモンズ幾何学・物理学センター Permanent member。2024年より、中国・清華大学丘成桐数学科学中心および北京国際数学研究所 教授

◯受賞歴など:
深谷教授は、幾何学および数学の分野における卓越した研究成果により、以下の主要な賞を受賞しています:幾何学賞(1989年)、日本数学会 春季賞(1994年)、井上学術賞(2002年)、日本学士院賞(2003年)、朝日賞(2010年)、藤原賞(2012年)

(文責:数理科学研究科)

参 考

The Shaw Prize in Mathematical Sciences