DATE2024.09.20 #お知らせ
XRISMの初期科学成果:超新星残骸の超高温プラズマと巨大ブラックホールの周辺構造
東京大学大学院理学系研究科
概要
X線宇宙衛星XRISM(クリズム)は、2023 年9⽉7⽇の打ち上げ後、初期機能確認運⽤を⾏い、本年2⽉より6ヶ⽉にわたって初期性能検証(PV)観測を進めてきました。PV期に得られた観測結果には、多くの新しい科学的知⾒が含まれています。
理学系研究科物理学専攻・馬場研は本衛星のサイエンス創出、軟X線撮像検出器Xtendおよびソフトウェア開発などで主要な役割を担っています。今回は、既に学術専⾨誌への論⽂掲載が決まっている2件の成果(1.ファーストライト観測が明らかにした超新星残骸N132D の3次元構造と、超⾼温の鉄。2.精密分光で明らかにした巨⼤ブラックホールの周辺構造)についてご紹介しています。
詳細については、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページをご覧ください。
図:X線分光撮像衛星(XRISM)実機。重量は2.3トン ©JAXA