DATE2024.11.06 #イベント
東大理学部 高校生のための冬休み講座2024
一緒に理学の未来を作りませんか。
東京大学理学部では、最先端の研究を行う教員たちによる、高校生のための特別授業を公開します。
「1日模擬授業」を通じて理学の魅力を体感してください。
各講演の後には15分間の質疑応答の時間もございます。どうぞ積極的にご参加ください。
開催日時とプログラム
2024年12月25日(水) 13:00 開始(現地開場は12:30)
13:00~13:05 ご挨拶 研究科長・理学部長 大越 慎一
13:05~13:45 講演1 物理学「量子エンタングルメント?!」
物理学専攻 教授 村尾 美緒
13:45~14:00 講演1の質疑応答
14:00~14:10 休憩
14:10~14:50 講演2 生物学「エピジェネティクス〜メダカから紐解くゲノムの3次元構造〜」
生物科学専攻 助教 中村 遼平
14:50~15:05 講演2の質疑応答
15:05~15:15 休憩
15:15~15:55 講演3 数学「幾何学における非存在性」
数理科学研究科 准教授 今野 北斗
15:55~16:10 講演3の質疑応答
16:10 終了
講師および講演内容の紹介
講演1
物理学専攻 教授 村尾 美緒「量子エンタングルメント?!」
【経歴】
1996年お茶の水女子大学大学院博士。PDとして1996年ハーバード大学、1996年インペリアルカレッジ、1999年理化学研究所。2001年東京大学大学院理学系研究科助教授、2007年同准教授、2015年より同教授。
【講演内容】
量子エンタングルメントは、量子コンピュータなどの量子情報技術の基盤となる量子力学に特有の性質ですが、古典力学的な直感に反しアインシュタインをも悩ませてきました。その不思議な性質と応用を解説いたします。
講演2
生物科学専攻 助教 中村 遼平「エピジェネティクス〜メダカから紐解くゲノムの3次元構造〜」
【経歴】
2014年に東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻で博士号を取得。 同特任研究員を経て2015年より同助教。
【講演内容】
ゲノムは遺伝子がコードされた生物のからだの設計図です。生物はゲノムの様々な部位に化学的修飾を加えたり、ゲノムの3次元構造を変化させたりすることで、どの遺伝子がいつどの細胞で働くかをコントロールしています。ゲノムの複雑で多彩な制御メカニズムについての最先端研究をご紹介します。
講演3
数理科学研究科 准教授 今野 北斗「幾何学における非存在性」
【経歴】
2019年東京大学大学院数理科学研究科で博士号を取得。理化学研究所基礎科学特別研究員、東京大学大学院数理科学研究科助教を経て現在同准教授。
【講演内容】
現代数学では様々な幾何学的対象を調べます。適当な条件を満たす高次元の空間が、数学的に存在するかどうかを論じることもできます。例えばある種の4次元空間の非存在性の証明は、数学の多くの領域を駆け巡る壮大な背理法によるものです。そのような議論の一端をご紹介します。
対象
中学生・高校生向け講演
※ライブ配信は、お申し込み不要でどなたでもご視聴いただけます。
参加費
無料
申込方法(現地参加のみ事前申込制)
現地参加をご希望の方はこちらのFormsよりお申し込みください(定員150名、先着順)。
注意事項
- お申し込み事項をすべてご記入ください。小作文をご作成いただく欄がございますので、必ず参加されるご本人がご記入ください。記載もれなどがありますと、参加できない場合がございます。
- 会場受付では、お申し込みを受け付けた際に自動送信するメール、または開催日直前のリマインドメールを確認いたします。確認ができない場合は入場をお断りしますので、ご了承ください。(メールをプリントアウトしたものでも結構です)
- 東京大学理学部では「バリアフリー支援」を行っております。障害等のため、設備、情報保障等の配慮が必要な場合は事前にご連絡ください。
会場
東京大学本郷キャンパス 理学部1号館小柴ホール アクセスマップ
ライブ配信
理学系研究科・理学部YouTubeチャンネルより、事前申し込み不要でどなたでもご視聴いただけます。一般の方はもちろん、高校生・大学生もぜひご参加ください。なお、オンデマンド配信により12月26日(木)23時59分まで当日の講演をご視聴いただけます。
その他
■参加者向け資料(PDF)は、開催前日の10時頃を目途にこちらに掲載いたします。
【物理学】村尾 美緒「量子エンタングルメント?!」の資料はこちら。
【生物学】中村 遼平「エピジェネティクス〜メダカから紐解くゲノムの3次元構造〜」の資料はこちら。
【数学】今野 北斗「幾何学における非存在性」の資料はこちら。
会場での資料配布は行いませんので、現地参加の方もこちらからダウンロードをしてご覧ください。
■各講演では、講師による講義の後に質疑応答の時間を設けます。
質問はSlidoで受け付けますので、会場へお越しの皆さまも当日は端末をご用意ください。
講演固有のアクセスコードをSlidoのウェブサイトに入力してご質問ください。
なお、こちらのアクセスコードは、東大理学部 高校生のための冬休み講座2024の開催当日に限り有効です。
【物理学】村尾 美緒「量子エンタングルメント?!」への質問:# 4291532
【生物学】中村 遼平「エピジェネティクス〜メダカから紐解くゲノムの3次元構造〜」への質問:# 2990724
【数学】今野 北斗「幾何学における非存在性」への質問:# 4250595
主催・お問合せ
東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室
TEL:03-5841-7585
email:kouhou.s@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
日本地球惑星科学連合
「高校生のための冬休み講座2024-地球、極限の冒険-」
日本地球惑星科学連合(JpGU)が主催し、東京大学理学部が後援する「日本地球惑星科学連合 高校生のための冬休み講座2024-地球、極限の冒険-」も、翌日に同じ会場で開催いたします。こちらの講座では、2つの講演に続いて交流会もあります!
開催日:2024年12月26日(木)13:00-16:30(開場12:30)講演内容:
「南太平洋の伝説の大津波と消えた島々:文理の境界のない研究から見えてくること」
後藤和久(東京大学大学院理学系研究科 教授)
「極域のアイスコアで探る地球環境変動〜100万年を目指す新たな掘削へ」
解説:大藪幾美(国立極地研究所 助教)
南極ドームふじから中継:川村賢二(国立極地研究所 教授、第66次南極地域観測隊 夏隊副隊長)
対象:中学生・高校生
現地引率希望は、下記「お問合せ先」よりご相談ください。
参加費:無料
参加方法:事前申込制(定員150名)
日本地球惑星科学連合のウェブサイトの「申し込みフォーム」からお申込みください。
※講演内容は後日録画公開いたします。
会場:東京大学本郷キャンパス 理学部1号館小柴ホール
主催:公益社団法人 日本地球惑星科学連合
後援:東京大学大学院理学系研究科・理学部
お問合せ先:日本地球惑星科学連合ウェブサイトの「ご連絡・お問合せ」フォームからご連絡ください。
※本イベントのお問合せは日本地球惑星科学連合にお願いいたします。個人情報等を東京大学と共有することはありません。