東塚 知己准教授
TOZUKA Tomoki
理学系研究科 地球惑星科学専攻 地球惑星物理学科
メールアドレス | tozuka@eps.s.u-tokyo.ac.jp |
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電話番号 | 03-5841-4288 | 24288(内線) |
居室 | 理1号館8階813号室 |
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研究分野
海洋物理学、気候力学
研究テーマ
中低緯度の大気海洋相互作用
研究内容の概要
エルニーニョ現象に代表される気候変動現象は、世界各地に異常気象を引き起こすが、その発生において、大気海洋相互作用が重要な役割を果たす。数ヶ月以上の時間スケールの変動では、熱容量の大きい海洋がより重要な役割を果たすため、主に海洋物理学の視点から、熱帯域から中緯度にかけて発生する様々な気候変動現象とその成長に寄与する大気海洋相互作用過程に関する研究を進めている。また、これらの気候変動現象を前もって正確に予測することができれば、異常気象の影響を軽減することも可能となることから、気候変動現象の予測の基礎研究も行なっている。
1)大規模な気候変動現象(エルニーニョ現象、インド洋ダイポールモード現象、大西洋ニーニョ現象、大西洋南北モード現象等)のメカニズムの解明に向けた研究、および、その予測可能性の研究
2) 沿岸ニーニョ現象のメカニズムの解明に向けた研究、および、その予測可能性の研究
3)大規模な湧昇ドーム現象(ミンダナオドーム、セーシェルドーム、ギニアドーム等)の季節変動及び経年変動に関する研究
4)インド洋・南シナ海・インドネシア多島海の海洋循環(アガラス海流、Wyrtkiジェット、南赤道海流、南シナ海通過流、インドネシア通過流等)とその変動に関する研究
5)海洋水温前線域の大気海洋相互作用に関する研究
キーワード
気候変動、大気海洋相互作用、エルニーニョ/南方振動、ダイポールモード現象、湧昇ドーム現象、熱帯域、大気海洋結合モデル