今村 剛教授
IMAMURA Takeshi
新領域創成科学研究科 地球惑星物理学科 理学系研究科
メールアドレス | t_imamura@edu.k.u-tokyo.ac.jp |
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電話番号 | 04-7136-3928 |
居室 | 柏キャンパス 基盤棟 4H7 |
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研究分野
惑星大気科学
研究テーマ
大気大循環、気候形成、惑星探査
研究内容の概要
(1)惑星探査による新現象の発見と分析
金星探査機「あかつき」は、大気中の巨大な波や渦の時間変化を赤外線や紫外線のリモートセンシングでモニターし、時速400 kmの高速大気循環がなぜ生じるのか、金星全体をおおう硫酸の雲がどう作られるのかを調べています。検討中の火星探査では、水が凝結と蒸発を繰り返しながら大気と地面の間で循環するしくみや、細かな塵が地面から巻き上げられて濁った大気が生じるしくみを調べる計画です。このような惑星探査によって新たな大気現象を発見し、その背後の物理メカニズムを探っています。
(2)電波掩蔽による太陽系天体の観測
電波掩蔽(えんぺい)とは、宇宙探査機が地球から見て惑星の背後に隠れるときと再び現れるときに、探査機と地上局を結ぶ電波がその惑星の大気をかすめることを利用して、そのときの電波の周波数や強度のゆらぎから惑星大気の構造を導出する観測手法です。金星など惑星の大気に加え、太陽を取り巻く高温ガス(コロナ)の構造と変動をこの手法で調べています。
(3)数値理論モデルによる統一的理解
数値シミュレーションで惑星大気の変動と構造形成を再現して、通底する物理メカニズムを明らかにします。そのことによって、それらの天体がいま私たちが見るような姿でなくてはならない必然性を理解します。
キーワード
惑星、大気、惑星探査