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研究分野
気候力学、大気海洋循環物理学
研究テーマ
1. 熱帯域、亜熱帯域における大気海洋系システムの気候変動現象 2. 表層海洋循環変動と大気海洋相互作用
研究内容の概要
熱帯や亜熱帯域の気候・海洋変動現象は、地球規模の気候にも大きく影響を与えています。このような大気海洋結合モードとしての気候変動現象や海洋循環の変動機構を明らかにする研究を行っています。主な手法は、海洋循環モデルや大気海洋結合モデルを用いた数値シミュレーションですが、観測データの解析なども取り入れながら、総合的な解析をしています。
(1) 気候変動現象に関する研究
太平洋のエルニーニョ現象やインド洋のダイポールモード現象など、熱帯域や亜熱帯域に生起する気候変動モードの発生、発達、終息過程を大気海洋相互作用システムとして明らかにし、それらの予測精度の向上に資する研究を進めています。また、このような気候変動モードが他の地域や異なる変動に対して与える影響についても調べています。
(2) 海洋変動機構に関する研究
地球規模の気候変動や海洋変動にとって重要となる海洋プロセスの変動メカニズムを明らかにする研究も行っています。海洋の冷水湧昇域や太平洋とインド洋をつなぐインドネシア通過流の変動機構、気候変動モードに対する惑星波動伝播や中規模渦の影響などを、高解像海洋モデルなどを使って明らかにしようとしています。
国際コミュニティーへの貢献
インド洋熱帯域での広域観測網(IndOOS)構築や地球シミュレータを用いた高解像度海洋大循環モデルの開発とデータ公開など、内外の研究者と協力して国際的な研究コミュニティーへの貢献も進めています。
キーワード
気候変動、大気海洋循環、大気海洋相互作用、エルニーニョ、インド洋ダイポールモード、 十年規模変動、インド洋観測網