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河野 孝太郎

河野 孝太郎教授、センター長
KOHNO Kotaro
理学系研究科 附属天文学教育研究センター
メールアドレス kkohno@ioa.s.u-tokyo.ac.jp
電話番号 0422-34-5021
居室 天文学教育研究センター2階2009号室
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研究分野

電波天文学、銀河天文学

研究テーマ

主に「ミリ波・サブミリ波」と呼ばれる波長帯での観測に基づき、宇宙におけるさまざまな天体の形成や進化、特に、活動的な銀河の形成と進化の過程を解明することに興味を持っています。

研究内容の概要

いろいろな銀河の中心領域にみられる多種多様な活動現象 (爆発的星形成や大質量ブラックホールへの質量降着に伴う活動的現象、いわゆる活動銀河核) やその形成・進化の過程において、比較的温度の低い「星間物質」、すなわち様々な相にあるガスや固体微粒子であるダストは、非常に重要な役割を担っていると考えられています。その観測手段として重要かつユニークな「ミリ波・サブミリ波帯」に着目し、主にアルマを使った観測的研究を進めています。近傍銀河から初期宇宙の銀河まで、幅広く興味を持って研究していますが、近年は、強い重力レンズ効果を示す銀河団領域を集中的に探索するアルマ望遠鏡大型プログラム ALMA Lensing Cluster Survey (ALCS) を主導し、そこで発見された興味深い天体、たとえば近赤外線では対応天体が見られないミリ波天体、などの追求観測を進めています。こうした研究では、JVLAを使ったセンチ波帯電波や、JWSTによる可視光赤外線のデータなども使っています。また、現在の宇宙から初期宇宙まで、いろいろな時代に存在する活動銀河中心核の観測的研究も進めています。

こうした観測的研究を推進し、発展させていく上で、新しい望遠鏡プロジェクトの推進や観測装置、観測技術・手法の開拓も極めて重要であると考えています。たとえば集積超伝導技術を駆使した新しいミリ波サブミリ波分光装置DESHIMA、その発展としての3次元分光撮像装置TIFUUNの国際共同開発を推進し、チリで運用している口径10mのサブミリ波望遠鏡 (アタカマサブミリ波望遠鏡実験, ASTE)に搭載する計画を進めています。こうした新しい技術開発に基づき、ダストに埋もれた爆発的星形成銀河や成長中のブラックホールを探索する計画、また、輝線強度マッピングと呼ばれる手法で、アルマなど既存の望遠鏡では見逃されている、より暗い銀河種族からの情報を読み取る計画を、国内外の研究機関・諸大学と協力して取り組んでいます。

キーワード

ミリ波サブミリ波、銀河、活動銀河核、スターバースト、ガンマ線バースト、サブミリ波銀河、電波銀河、星間物質、分子雲、高密度分子ガス、低温ダスト、超巨大ブラックホール、銀河団、大規模構造、暗黒物質、超伝導検出器、干渉計