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河野 孝太郎

河野 孝太郎教授
KOHNO Kotaro
理学系研究科 附属天文学教育研究センター
メールアドレス kkohno@ioa.s.u-tokyo.ac.jp
電話番号 0422-34-5029
居室 天文学教育研究センター2階2009号室
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研究分野

電波天文学、銀河天文学

研究テーマ

主に「ミリ波・サブミリ波」と呼ばれる波長帯での観測に基づき、宇宙におけるさまざまな天体の形成や進化、特に、活動的な銀河の形成と進化の過程を解明することに興味を持っています。

研究内容の概要

いろいろな銀河の中心領域にみられる多種多様な活動現象(爆発的星形成や活動銀河核)やその形成・進化の過程において、比較的温度の低い「星間物質」、すなわち様々な相にあるガスや固体微粒子であるダストは、非常に重要な役割を担っていると考えられています。その観測手段として重要かつユニークな「ミリ波・サブミリ波帯」に着目し、長野県にある国立天文台野辺山宇宙電波観測所の45mミリ波望遠鏡や野辺山ミリ波干渉計、南米チリに設置したアタカマサブミリ波望遠鏡実験(ASTE)などを駆使した観測的研究を進めています。最近では、いよいよ稼働を開始した、大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)による観測データも使っています。こうした観測により、(1) ミリ波サブミリ波分光に基づく活動的銀河のエネルギー源の新しい診断法の開拓、(2) ミリ波サブミリ波帯での銀河探査とそれに基づく宇宙の星形成史や大規模構造の進化の研究、(3) ミリ波サブミリ波帯での銀河探査とそれに基づく大質量銀河および巨大ブラックホールの形成・進化の研究、(4) ガンマ線バースト母銀河における隠された星形成と星間物質の研究、などの研究テーマに取り組んでいます。また、これらの観測的研究を推進し、発展させていく上で、新しい望遠鏡プロジェクトの推進や観測装置、観測技術・手法の開拓も極めて重要であると考えています。上述のASTEプロジェクトにおいては、その推進で重要な役割を担うと共に、様々な観測機器の開発も、関係各機関・大学と協力して取り組んでいます。

キーワード

ミリ波サブミリ波、銀河、活動銀河核、スターバースト、ガンマ線バースト、サブミリ波銀河、電波銀河、星間物質、分子雲、高密度分子ガス、低温ダスト、超巨大ブラックホール、銀河団、大規模構造、暗黒物質、超伝導、干渉計