神田 真司准教授

KANDA Shinji

理学系研究科　生物科学専攻　生物学科　大気海洋研究所

研究内容の概要

生物は、ギアの少しのズレが増幅して破綻を来す機械と異なり、細胞レベルでの比較的大きなばらつきが、個体のレベルでは極めて小さくなるという特徴を持つ。これには、細胞、組織など、フィードバック調節を含むさまざまなレベルでの相互作用が大きな貢献をしていると考えられる。私は、その中でも、環境や生理状態の変化に応じて適応に貢献するホルモンと、そのホルモンを受けて行動やホルモン分泌を制御する視床下部ニューロン・脳下垂体の相互作用の研究を展開している。近年は、ニューロンやホルモンの制御機構の解析に加え、パラログ遺伝子がどのように進化してきたかに特に着目し、進化の研究も開始している。

キーワード

メダカ、トランスジェニック、ノックアウト、パッチクランプ、イメージング、in situ hybridization、免疫組織化学、ペプチドニューロン