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活動報告

活動報告(2015年度)


2016年3月20日~3月30日
地球惑星科学・天文学大学院生がチリ研修へ

地球惑星科学専攻と天文学専攻の大学院生らと教員を合わせた約10名がチリを訪問しました。滞在中は、大学を訪れ、地元学生に向けてのプレゼンテーションを行いました。スペイン語を母国語とする地元学生とのコミュニケーションの難しさを痛感すると同時に、優れた発表を聞く良い機会となりました。この度の研修では、専攻の異なる学生らが行動を共にすることによって、普段とは異なる分野の研究に触れることができたそうです。また実際に目にした観測装置の壮大さに驚き、それに関わる装置開発の苦労を実感することができたとの声もありました。
異国の学生との交流や、研究分野の異なる者同士での研修を通じて「お互いのことを理解する」という姿勢が、未来のサイエンスをより良いものにするのではとの感想が参加学生より聞くことができました。


地元大学で発表をする学生

アタカマ高地での学生と教員


2016年3月13日~3月30日
理学系天文学大学院生のチリでの実地体験

天文学教育研究センターの大学院生が、アタカマ高地4,800m地点で、実際に装置を望遠鏡に搭載する作業に携わりました。
標高の高い山頂で、望遠鏡へ装置を搭載する作業は、体力的にも非常に困難だったそうです。空気の少ない場所で、重たいものを持つと、すぐに息が切れてしまい、高山病にならないように気をつけて作業を進めたようです。
宿泊施設に帰るころには、クタクタになる生活を約3週間続け、無事装置を取り付け、搭載試験を行う準備を完了させました。

学生からは、「この地道な作業を通じて、日ごろの研究生活だけでは決して得られない、観測装置に携さわる多く人の努力を身をもって実感した」との声を聞くことができました。
この度の研修で、自分の目の前で望遠鏡が動く様子をみる楽しさを感じ、困難な作業の中で触れた、日本とは異なる自然環境、とくに夜空の美しさには心を奪われたようです。


望遠鏡にカメラを搭載する学生

アタカマの夜空


2016年2月23日~3月31日
工学系大学院生がブラジル、サンパウロ大学に滞在


サンパウロ大学の研究室にて
(左:本学機械工学専攻 鈴木教授、
中央:サンパウロ大学機械工学専攻 Yanagihara教授、
右:本学学生)

工学系研究科の修士学生1名がサンパウロ大学機械工学専攻のJurandir Yanagihara教授の研究室に約1ケ月間滞在しました。
滞在中は、海底の天然ガスを海洋上で液化するためのシステムについて,エネルギー効率を高めるための解析を行いました。また、本学機械工学専攻の教員も同時期にサンパウロ大学を訪問し、学生の取り組みの確認と今後の連携について意見交換をしました。
今年の11月には、同教員による大学院生向けの集中講義「マイクロ熱流体システム」がサンパウロ大学で実施される予定です。
また、学生は、フロリアノーポリス市で開催された第2回ラテンアメリカ小型人工衛星ワークショップに本学航空宇宙工学専攻の教員・学生とともに参加しました。
ブラジルの航空機メーカーのEmbraer社の工場も訪問し、整然とした工場の中で組み立てられている多くの機体を直接目にして、大きな刺激を受けたようです。



2016年2月5日~2月28日
チリ大学情報工学大学院生が来日


東京大学天文学教育研究センターの実験施設

チリ大学から情報工学修士2年の学生が来日しました。滞在中は、本学大学院医学系研究科や東京医科歯科大学を訪問し、チリと日本の学術交流についての懇談の席に参加しました。
本学天文学教育研究センターでは、研究テーマである「心拍変動分析を通じた心的疲労症状の検出」についてプレゼンテーションを行い、付属の実験施設も見学しました。
また、学生の専門である情報通信技術について日本の最先端の技術を知るため、関連企業の研究施設を訪問し、企業の方から直接お話を伺う機会もありました。約3週間の過密ながら充実した日本滞在を終え帰国しました。


チリ大学情報工学の大学院生


2016年2月12日
パタゴニアでの日本チリ学術フォーラムにむけた会議


日本チリ学術フォーラムについての意見交換の様子

今年11月にチリ、パタゴニア地方プエルト・ナターレスで開催される日本チリ学術フォーラムについて、本学理学系で意見交換が行われました。 来日されたチリ大学教授のEduardo Vera先生、Claus Behn先生、Maurizio Mattoli先生と本学教授らとフォーラムに向けて、活発な議論が交わされました。本学とチリの3大学の合同学術イベントでは多分野にわたる研究交流が行われます。


チリ大学と本学教授と大学院生


2016年1月27日~2月14日
理学系研究科大学院生2名がチリ研修へ


標高5000mの高地での理学系研究科院生
(右から2人目、4人目)

本学理学系研究科大学院生2名がチリのアタカマ高地に滞在しました。
滞在中は、標高5,000mで高山病に悩まされながら、実際に天体望遠鏡を使って作業をおこなうという貴重な経験をしました。日々の研究生活では観測されたデータと向き合うことが多い学生からは、観測データを得るために地球の裏側で業務に携わる研究者や現地職員の働きを直接みることができたことに大きな感銘をうけたとの意見がでました。



2016年1月3日~3月31日
チリ大学情報工学大学院生が短期留学のため来日


チリ大学情報工学大学院生

チリ大学より情報工学を学ぶ大学院生が、3か月間の短期留学のため来日しました。
所属研究室では、多国籍な学生らと共にコンピューターネットワークについて学びました。また、日本の関連企業で週2回の実施体験をおこないました。研究室で理論的なことを学び、企業では実践的なことを経験する良い機会になったそうです。また、最先端の科学技術に触れるだけでなく、日本の仕事のやり方を直接目にすることができたのは、非常に良い経験になったそうです。




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