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学生たちの声

歴史と伝統ある東大で、化学を英語で学ぶ

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理学部化学科3年

ゴー・ジン・リン・サラ

Goh Jin Lin Sarah

FROM

Raffles Institution

シンガポール

――どのような勉強をされていますか?

午前中は講義を受け、午後は学生実験や英語論文実習に取り組み、有機化学や無機化学、物理化学など、化学を総体的・体系的に学んでいます。化学科は、日本人学生も含めてすべてのカリキュラムが英語で行われています。世界で活躍できる人材になることを目指しているので、すべてのカリキュラムを英語で受けられるのは大きな魅力です。

高校の授業で元素の周期表を見て、「元素で世界を見る」化学の面白さに惹かれました。ここには領域横断的な研究をされている先生が何人もいらして、分子生物学や天然物合成など、生物学の周辺領域の化学への関心が膨らんでいます。

――留学を決めたきっかけは?

小学生のころから日本の文化や食べものが好きで、中学では第三言語で日本語を選択しました。大学進学の際は留学を第一に考えました。シンガポールは大きな発展を遂げていますが、国土は小さく若い国で、外の世界を見て視野を広げたいと思ったからです。

――東大に決めたのはなぜですか?

決め手になったのは、憧れの日本で、化学を英語で学べる東大理学部化学科の教育環境です。理学部化学科が基礎研究に力を入れていることや、東大の歴史と伝統も、大きな魅力でした。日本の文部科学省の国費留学生として来日し、東京外国語大学留学生日本語教育センターで、東大入学前の一年間、日本語や基礎学力の予備教育を受けました。

東大入学後も駒場で日本語学習のカリキュラムを履修し、生活していて日本語で困ることはまずありません。学内のサポートも充実しているので、何でも気軽に相談できます。

学校が終わると、予習・復習・レポート作成などの合間に、アルバイトで企業向けに英語講師をしています。大学もオフタイムも、充実した東京生活を送っています。

※2019年理学部パンフレット(2018年取材時)
文/萱原正嗣、写真/貝塚純一

理学部化学科3年
Goh Jin Lin Sarah
ゴー・ジン・リン・サラ
シンガポール生まれ。2014年にRaffles Institutionを卒業。15年に日本の文部科学省の国費留学生として来日、東京外国語大学留学生日本語教育センターを経て16年に東京大学教養学部入学。18年より同大学部理学部化学科に在籍。
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