未知なる自然の謎を紐解く喜び
理学とは、未知なる自然の謎を解く営みです。誰も知らなかった問題に挑み、自分なりの答えを出す。それは、チャレンジと喜びが絶え間なく続く壮大な冒険とも言えるでしょう。ここ理学部は、探究心と知的好奇心を満たし続けてくれる場所です。
理学は、社会の発展と繁栄の礎にもなっています。例えば、位置情報のGPSにはアインシュタインの相対性理論が使われていますし、コンピュータの半導体デバイスの動作は量子力学の原理に基づいています。このように、理学の発見やアイデアは人類の暮らしを飛躍的に豊かにしてきました。
理学部では、自然の謎を紐解くプロセスを通じて、論理的な思考法を学び、人類社会の抱えているさまざまな問題を解決する力を身に着けることもできます。我々の抱えている困難な課題、今まさに世界的に深刻な問題である地球温暖化に対しても、理学のアプローチが必須です。理学部での学びは、人類社会において大きな力となることでしょう。
理学部バーズアイ:理学部10学科の知のマップ
※2020年取材時 文/萱原正嗣、写真/貝塚純一、イラスト/原部真須美