Science GalleryThe University of Tokyo

ノーベル賞展示

世界で活躍する諸先輩たち

理学系研究科・理学部では世界レベルの研究が数多く行われており、これまで、多くの世界的人材を輩出してきました。この代表的な卒業生の中から、ノーベル賞を受賞された研究者の、受賞理由となった研究成果やノーベル賞メダル、賞状のレプリカを展示しています。

展示一覧

真鍋淑郎 2021年ノーベル物理学賞

「複雑系である地球気候システムの理解に対する画期的な貢献」

1931(昭和6)年愛媛県宇摩郡新立村(現四国中央市)生まれ。東京大学理学部物理学科地球物理学課程で学び、1958(昭和33)年理学博士(地球物理学)取得。2005(平成17)年よりプリンストン大学大気海洋研究プログラム上級気象研究者、現在に至る。

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梶田隆章 2015年ノーベル物理学賞

「ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見」

1959(昭和34)年埼玉県東松山市生まれ。埼玉大学および東京大学で学び、1983(昭和58)年東京大学で理学博士取得。当時の指導教官はのちのノーベル物理学賞受賞者である小柴昌俊教授で、2002年の小柴昌俊教授に続き、日本のニュートリノ研究から二つ目のノーベル賞受賞となった。1999(平成11)年宇宙線研究所教授、2016(平成28)年東京大学特別栄誉教授、現在に至る。

詳しい紹介はこちら(東京大学宇宙線研究所)

小柴昌俊 2002年ノーベル物理学賞

「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出へのパイオニア的貢献」

1926(大正15)年愛知県豊橋市生まれ。東京大学物理学科で学び、1955(昭和30)年ニューヨークのロチェスター大学で博士号を取得。1970(昭和45)年東京大学教授、1984(昭和59)年東京大学理学部附属素粒子物理国際センター長、2005(平成17)年東京大学特別栄誉教授。

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ノーベル賞関連展示

光電子増倍管

光電子増倍管は、微弱な光を電子に変換し、真空管内部の電極で10,000,000倍程度に増幅して電気信号として出力する装置で、光分析や医療検査、環境測定などの用途にも幅広く使われています。展示されているものは、ハイパーカミオカンデに向けて開発された、感度・分解能・耐圧などの性能が、スーパーカミオカンデに使われているものよりもさらにそれぞれ約2倍に向上した、新型の光電子増倍管です。

Hyper-Kamiokande (東京大学宇宙線研究所)

©Kamioka Observatory, ICRR(Institute for Cosmic Ray Research, The University of Tokyo)

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