天文学は近年、地上及び宇宙からのあらゆる波長の電磁波および重力波等の新しい観測手段により、太陽系から深宇宙までの様々な研究分野において、観測的・理論的に著しく進展している。
本専攻では、日進月歩の天文学研究を自発的に行える次世代の研究者を養成するため、修士課程では、研究論文を書くのに必要な知識と研究手法を習得させ、博士課程では、最先端の研究を自立して行う人材を育成している。天文学を独立した専攻として設けている大学院は日本では極めて少ないが、国立天文台・宇宙科学研究所を本務とする兼任教員を加えた本専攻教員の数とカバーする研究分野の広さは、世界的に見ても特筆に値する。
木曽のドームと天の川
木曽観測所にて撮影。写真下方のドームにある望遠鏡に取り付けられた新しい装置がファーストライトを迎え、さらなる宇宙の神秘に迫ろうとしています。天の川の側の明るい流星に人々から歓声が上がりました。© 大和 義英