研究支援総括室だより

山内 薫(化学専攻 教授)

図1

研究支援総括室メンバーとともに

大学における教育研究活動,そして,外部資金の獲得を支援し,大学教員が研究に専念できる環境を整えることを目的として,文部科学省は 2011 年から「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」事業を開始した。その事業のもとに,東京大学の各部局には,URA (University Research Administrator) が配置され,研究や教育プログラムの支援活動を行うことになった。理学系研究科では,全国の大学に先駆けて2012年より,研究支援総括室 (ORSD: Office of Research Strategy and Development) を設置し,林輝幸氏(化学系)と山野真裕氏(物理系)のお二人のURAをお迎えすることとなった。私は,ORSDの室長として,お二人のURAの方々とともに,この2年間,理学系研究科の教育研究支援の活動を進めて来た。

ORSDでは,プレアワードとポストアワードの両方の活動を行っている。プレアワードとは,概算要求,補助金事業などのための応募書類やプレゼン資料を,教員との綿密な打ち合わせを通じて作成し,教育研究事業に資する資金を確保する活動である。ポストアワードとは,そのようにして確保した予算によって推進されている事業を運営することである。さらに,どのような教育・研究事業を今後進めていくべきかを,統計資料を基に分析し,その成果をプレアワードに役立てている。実際,このお二人の優秀なURAの方々が,教員サイドと事務サイドの両方と上手に連携をしてくださったおかげで,この2年間の理学系のプレアワードの活動はたいへん実り多いものとなった。

また,2013年10月からは,文部科学省の「研究大学強化促進事業」のもと,東京大学において「部局研究力強化促進事業」が進められることになった。その一環として,理学系研究科では,2013年度内に生物系のURAの方に新たに参加していただくことが決まっている。ORSDは2014年度から総勢で3名のURAの方々を擁する体制となるので,より力強く理学系の教育と研究を支援させていただけるものと確信している。