理学部イメージコンテスト2012 優秀作品

理学部イメージコンテスト2012 優秀作品

理学部オープンキャンパス実行委員長 三河内 岳(地球惑星科学専攻 准教授)

オープンキャンパスに合わせた恒例イベントになっている理学部イメージコンテストが今年も開催された。「研究データ部門」と「研究生活部門」の両部門に寄せられた作品は,当日,理学部1号館中央棟1階のサイエンスギャラリーに展示された。いずれの作品も,撮影者の研究への愛着が感じられる秀作であり,来場者の投票により以下に示す上位3作品が優秀作品に選ばれた。これらの作品は小柴ホールホワイエに2012年11月末まで展示される。応募作品は東大理学部イメージバンクにも掲載されているので,ご覧になっていただきたい。

今どきは,多くの携帯電話にカメラが内蔵されているため,普段からたくさんの写真を撮っている方もいるだろう。研究データの写真を携帯電話で撮影することはあまりないだろうが,コンテストの「研究生活部門」への応募にふさわしい写真なら,多くの方がお持ちではないだろうか。来年は,あなたもコンテストにぜひチャレンジしてもらえればと思う。

最優秀賞 研究データ部門 「オアシスの星空」

峰崎岳夫 (天文学教育研究センター 助教)

応募者コメント:東京大学アタカマ天文台(TAO:標高5,640 m,チリ)の遠隔観測用全天カメラのテスト画像。砂漠のオアシスの街にある山麓施設にて撮影。街灯に照らされた建物と樹木の向こうに天の川が横たわり,南十字星と大マゼラン雲がその中と下に見える。

優秀賞 研究データ部門 「紙と鉛筆で奏でるブラックホールのしらべ」

本橋隼人・須山輝明 (物理学専攻 博士課程3年・日本学術振興会特別研究員)

応募者コメント:ブラックホールは何でも吸い込む宇宙の蟻地獄です。スイカを叩いたときの音から中身が分かるように,私たちは紙と鉛筆を使って,ブラックホールを震わせたときの波の伝わり方を調べました。

優秀賞 研究データ部門 「火星から飛んできた隕石」

三河内岳 (地球惑星科学専攻 准教授)

応募者コメント:岩石も0.03ミリもの薄さにすると光が透過します。ただし,これは地球の岩石ではなく,火星からやって来た隕石です。偏光顕微鏡で観察すると,輝石という鉱物のきれいな干渉色を見ることができます。

図1

オアシスの星空

図2

紙と鉛筆で奏でるブラックホールのしらべ

図3

火星から飛んできた隕石