化学教室発祥150周年記念式典を開催

化学教室発祥150周年実行委員長 小澤 岳昌(化学専攻 教授)

図1

中村栄一教授による講演(上)と藤原鎭男名誉教授による乾杯の発声

 2011年11月27日(日),東京ガーデンパレスにおいて東京大学理学部化学教室発祥150周年記念式典が開催された。

東京大学理学部化学科「化学教室」は文久元年(1861年)に開設された「蕃書調所精錬方」を起源とし,本年が発祥150周年にあたる。式典には化学教室にゆかりのある310名の参加者が列席し,式典,講演会,演奏会,祝賀会が開催された。式典では,小林修化学専攻長の式辞にはじまり,松本洋一郎副学長,岩澤康裕日本化学会会長,藤吉建二日本化学工業協会会長,池浦富久三菱化学常務執行役員から祝辞が述べられた。その後,「東京大学理学部化学教室150年の歩み」を記したビデオが上映され,続く講演会では,以下の三つの講演が行われた。

「感謝と期待をこめて」
長倉三郎(前日本学士院院長)
「目指せ化学の新天地」
中村栄一(化学専攻)
「化学と時間・空間」
濵口宏夫(化学専攻)

講演会後,ソプラノ歌手川越塔子氏,ピアノ奏者細川智美氏による演奏会が開催された。参加者は,化学の最先端研究を学び化学の未来を展望するとともに,芸術鑑賞を十分に堪能した。祝賀会では,山形俊男研究科長からの祝辞が述べられ,藤原鎭男本学名誉教授の乾杯の発声の後,自由な雰囲気の中で歓談が行われた。旧交を温める語らいが会場に満ち,式典および祝賀会は盛会のうちに閉会となった。なお,本式典は世界化学年行事にも登録されている。