オープンキャンパス2011報告:初の冬季開催を終えて

オープンキャンパス2011理学部実行委員長 山野井 慶徳(化学専攻 准教授)

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図1:本オープンキャンパスのキャラクター

図2

図2:理学部1号館受付付近の様子

図3

図3:学生による小柴ホール講演会の様子

本郷キャンパスにおけるオープンキャンパス2011が12月23日(祝)に開催された。当初は8月3日に開催の予定であったが,3月11日に起きた東日本大震災とそれに伴う夏季の電力事情などのため延期となり,本年度は例外的に冬季開催となった。オープンキャンパス風物詩のカラーTシャツの着用は季節柄無理であり,青色ストラップ(図1)を関係者に配布し当日着用していただいた。今年度のキャッチフレーズは「ミクロ∞マクロ」。これに関連するキャラクターを天文学教育センターの高橋英則特任研究員に作成いただき,それぞれの企画を行った。

昨年のうだるような暑さとは打って変わり,当日の朝は低い気温と冷たい風でひじょうに寒かった。例年は9時過ぎには理学部1号館受付前に高校生の姿が見え始めるが,今年は出足が悪く来場者の足が遠のいたのではないかと懸念した。10時過ぎより来場者数が急激に増え,最終的には2900人来場した。高校3年生は受験直前ということもあり,来場者は高校1~2年生が主体であった。また3連休の初日であったため,保護者や一般の方も多く参加しており,理学部への関心の高さを再認識した。来場者は受付で配布したパンフレットや広報誌を見ながら思い思いの会場へと足を運んでいた(図2)。

今年度のオープンキャンパスは,準備期間の関係で基本的には昨年度の形式を踏襲したが,内容には工夫を凝らした。各学科の研究室見学ツアー,相談・質問コーナーに加え,「はやぶさ」,「東日本大震災」など今年話題になった内容に関する講演会もあり,理学部で行われている研究が身近なものに感じたのではないだろうか。とくに印象に残ったものは,小柴ホール講演会(図3)であった。学生による講演会は午前・午後とも満席であった。実際に研究が行われている現場を知り,大学院生から具体的な話を聴く良い機会となったのではないだろうか。2人の教員による「学部・学科はどう選ぶ?理学部にしかできないこと」も好評であり,急きょホワイエのスクリーンにも映写して対応した。先生方がなぜ理学部に進学したのか体験を交えてお話いただき,終了後も質問をする高校生の姿も見られた。進路選択を考える上で大いに参考になったと思われる。また同時に開催された女子高生を対象とした相談コーナーも終始賑わっており,熱心な質疑応答がなされていた。

以上のように今年度は特殊な状況での開催にもかかわらず,各会場は多くの来場者で活気にあふれていた。成功裏に終了できたのは準備・運営に携わったメンバーの協力の賜物である。横山広美准教授・川口麻実子さん・山本摩利子さんをはじめとした広報室のメンバー,大西事務部長を中心とした事務の方々,オープンキャンパス実行委員,公開に協力いただいた研究室,学生アルバイトの皆さんにお礼申し上げたい。