2700人が訪れた理学部オープンキャンパス2007

理学部オープンキャンパス委員会委員長 中村 栄一(化学専攻 教授)

理学部の全体受付がある理学部1号館前の様子

コミュニケーションスペースの様子。上:地球惑星物理学科・地球惑星環境学科 下:化学科

今年度より数学科も本郷でのオープンキャンパスに参加した

本郷地区における東京大学オープンキャンパスが2007年8月1日(水曜)に開催された。昨年同様,理学系研究科の各専攻と関連する専攻・施設の協力を得てバラエティ豊かな展示,演示実験や講演を行った。昨年は大幅に参加者が増して1900人となったが,今年はさらに増え2700人(高校生が2400人)となり,一昨年に比べると数倍の規模となった。本郷キャンパス全体の参加者も大幅に増加し全国から5800人(うち事前登録者3800人)を数えたが,そのうち約半分の人が理学部を訪れたことになる〔事前登録者(高校生)は1200人〕。事前登録の有無にかかわらず受け入れるという理学部の方針,また昨年までは駒場だけで参加していた数学科の本郷地区への参加もあり,このような増加となったと考えられる。

本年は安田講堂が工事中で参加者の休憩場所がないことが懸念されたが,天気も晴れたり曇ったりで,参加者,開催者にとって比較的すごしやすい天候だったのが幸いであった。昨年同様,朝7時すぎには人が集まり始め,9時すぎには正門から長蛇の列となった。本部受付開始と同時に理学部1号館での受付も開始された。理学部広報委員会では,登録グッズを2100セット用意したのだが,引きも切らずに見学者が訪れ,見る見るうちになくなっていく。午後2時にはすべてさばけ,あとはパンフレットをプリンターで印刷して対応した。

恒例となった小柴ホールにおける大学院生・博士研究員による講演会は午前午後二回とも立ち見がでる大盛況となった。先般のサイエンスカフェで好評を博した講演も交えての2人の女性講演者の講演は聴衆の興味を大いに惹くものであった。昨年から各学科に設けたコミュニケーションスペースを今年はさらに拡充し,男女の学部学生を配置した。各専攻での最先端研究の勉強に加えて,「いつから受験勉強を始めたか」「理学部とはどのような所か」などという高校生の切実な疑問に答えてもらったことは,多くの高校生に好評だったようである。

今回3000人に達する参加者を事故もなく迎えることができたのは,ひとえに横山広美准教授(広報室)の献身的な努力によるものといってよいだろう。各学科前の旗指物,床に貼る誘導テープ,「0から1へ」のキャッチフレーズ,学生・職員が着用した空色Tシャツなど数々の新しいアイディアを導入,さらに実務を支える予算案の立案,あらゆる事態を想定したマニュアルの作成,学内外の調整など超人的努力が実ったのが今回のオープンキャンパスであった。広報室のメンバー,公開に協力していただいた研究室,実行委員および広報委員,平賀勇吉事務長以下事務部,そして学生アルバイトの皆さんに,この場を借りてお礼を申し上げたい。