理学部イメージコンテスト2020「理学の美」

 

オープンキャンパス実行委員長 田中 培生
(天文学教育研究センター 准教授)

最優秀賞
「Escher作『コロニー』」
 金井 雄樹
(生物科学専攻 修士課程2年生)

少しずつ異なる蛍光を持った大腸菌を直径1cmの円状にまいたところ,増殖に伴い幾何学的な模様が現れました。タイトルは大腸菌の学名であるEscherichia coliと幾何学的なグラフィックでも有名な芸術家Maurits C. Escherをかけて付けました。

理学部オープンキャンパス恒例のイメージコンテストだが,2020年度はオープンキャンパスがWEBでの開催になったにもかかわらず,17件もの多くの方々から応募があった。どうもありがとうございました。今回は広報委員会関係者の投票の結果,1件の最優秀賞と2件の優秀賞に以下の方々の作品が選ばれた。

最優秀賞は, 生物科学専攻修士課程2年の金井雄樹さんによる「Escher作『コロニー』」。大腸菌を直径1cmの円状に巻いて作った幾何学的な模様で, 細かく見れば見るほど様々な形が現れてくる,とても魅力的な画像。タイトルは,大腸菌の学名である Escherichia collと幾何学的なグラフィックで有名な芸術家マウリッツ・エッシャー(Maurits C. Escher)にちなんでいる。

優秀賞は,附属植物園の塚谷裕一教授による「精子発見のソテツ」。ソテツからの精子発見は日本植物学の初期の成果であり,理学系研究科附属植物園に発見のきっかけになった株が栽培されている。植物の神秘的な姿が印象的に表されている。

優秀賞
「精子発見のソテツ」
 塚谷 裕一
(植物園長/生物科学専攻 教授)
日本の植物学の最初の成果の一つとして,イチョウから精子を発見した業績は有名だが,続いてソテツからも精子を発見している。どちらも東京大学大学院理学系研究科附属植物園の園内に発見のきっかけになった株が栽培されている。

 

優秀賞
「それでも岩石は動いている」
 山岡 健
(地球惑星科学専攻 博士課程1年生)

地表近くの岩石が地下数十kmまで沈み込み,変成岩として再び地表に現れることがあります。変成岩の示す鉱物の組成や組織は地下での変成作用や変形を反映し,しばしば顕微鏡下で美しくその詳細を伝えてくれます。

もう一つの優秀賞は,地球惑星科学専攻博士課程1年の山岡健さんによる「それでも岩石は動いている」。地表の岩石が地下数十kmまで沈み込んだ後,再び地表に現れる変成岩の顕微鏡写真。鉱物の組成や変成作用の違いが美しい色で表現されている,とても美しい画像。

これら3作品を含めて,応募された作品はそれぞれ個性的で「理学の美」を感じさせてくれる作品であった。WEBでご覧になる皆さまも,これらの写真から「理学の美」を堪能されることと思う。

すべての応募作品は,こちらよりご覧いただけます。

理学部ニュース2020年9月号掲載

 


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