海のショーケースをもつ三崎臨海実験所教育棟

岡 良隆(臨海実験所長/生物科学専攻 教授)

三崎臨海実験所に新設された教育棟完成披露式典におけるテープカットの様子(展示室「海のショーケース」入口前)
教育棟内に完成した展示室「海のショーケース」の様子

研究科附属臨海実験所(通称:三崎実験所)は,1886年の創設以来国内外の海洋生物学の研究と教育を推進する目的で,これまで,数多くの最先端の研究から,大学・高校等の実習や共同研究を実践する場所・施設と,研究教育に用いる海洋生物や情報を提供する重要な役割を担ってきた。この中心として使われてきた旧本館 (通称記念館)並びに旧水族館が,老朽化のため,2016年に危険建物と認定された。

そこで,これらの建物に取って代わる新棟の建設に向けて,理学部や大学本部の多大な協力を受け,2017年度の補正予算として,旧建物の取り壊しと教育棟新設のための予算を国から獲得した。2019年,実験所敷地内の高台部分に,1,100m2の鉄筋 コンクリート造2階建の新棟建築が開始され,2020年5月下旬に完成し,8月7日(金)に完成披露式典を実施するに至った。式典は,新型コロナウィルス感染予防に最大限の注意を払い,学内外からの限定的な招待者を含む30名余りが参加して実施された。海洋生物学の研究・教育の中心として,また,海洋生物学を社会一般にも広める目的で,東大基金への寄付金を基に,展示室の内装とコンテンツを充実させて「海のショーケース」と命名し,今後一般公開を予定している。研究・ 教育を目的とする国内外からの利 用が可能であり,産学連携と地域連携の中心としても活用する。100名収容可能な大会議室を含む3つの会議室の利用も可能である。

 

理学部ニュース2020年9月号掲載

 


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