イベント報告:「女子中高生の未来」

 

清水 貴美子(生物科学専攻 助教)/生井 飛鳥(化学専攻 准教授)/馬場 彩(物理学専攻 准教授)

理学部では毎年「女子中高生の未来」という女子中高生とその保護者・教員に向けたイベントを開催している。2019年度は,夏休みに入った7月20日(土)午後に開催し,100名を超える女子中高生,保護者,中学高校教員に参加していただいた。 まずはじめに,本学博士課程を修了ののち三菱電機・鎌倉製作所で人工衛星の開発設計などに携わっておられる笠間縁さんに「子供時代からの夢,天文学者から,こどもたちに伝えたい夢,ものづくりの世界へ」というタイトルでご講演をいただいた。笠間さんが,どのように子供時代か 夢を実現しようとし,挫折やそれを乗り越える苦労をされながら新たな夢を実現されていったかを熱く語っていただいた。つぎに生物科学専攻の清水貴美子助教が「体内時計がコントロールする記憶の仕組み」のタイトルで講演を行った。体内時計や記憶といったキーワードは中高生にも実感があ るためか,多くの鋭い質問が飛び交うにぎやかな講演となった。その後,化学専攻の生井飛鳥助教(当時)の司会のもと,各学科からの学生TAが自己紹介とミニオープンラボ形式の研究紹介を行った。顕微鏡やフィールドノートなど実物を持ち込んだ研究紹介や,ホワイトボードで講義形式の研究紹介など,それぞれのTAが工夫を凝らした紹介を行い,参加した女子中高生も積極的に質問したり興味を持って聞き入ったりしていた。彼女たちが理系に興味を持ち,近い将来,再会できることを切に願っている。

最後に,学内・学外ともに多くの方にご協力をいただいたことを感謝する。


大盛況のミニオープンラボの様子

 

理学部ニュース2019年9月号掲載




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