第30回技術部シンポジウムを開催
市村 康治(シンポジウム実行委員長/機器分析・実習系/地球惑星科学 技術専門職員) |
第30回理学系研究科・理学部技術部シンポジウムが,2019年2月28日(木),附属原子核科学研究センター(和光分室)で開催された。当シンポジウムは, 技術部職員の活動状況および成果の発表を通じて,学内外の技術職員と相互に業務内容の理解を深めるとともに,意見交換のできる貴重な場である。学内外から合計30名の参加があり,活発な議論が行われた。

午前の口頭発表後の集合写真
シンポジウムは常行真司技術部長の挨拶に続いて,下浦附属原子核科学研究センター長が「サブアトミック科学研究と技術開発」の題で特別講演を行った。講演では附属原子核科学研究センターの沿革から始まり,極微の世界の研究のための検出機器の開発,それに伴う分析のための技術が紹介された。続いて技術職員による口頭発表4題,ポスター発表7題が行われた。その後は,道正新一郎助教の説明による整備期間中の加速器施設の見学会が実施された。
最後に,シンポジウム開催にあたり,多くの関係者の方々にご支援とご協力をいただき成功裏に収めることができたことを,この場を借りて御礼申し上げる。
理学部ニュース2019年5月号掲載