2020/10/28

砂に埋もれたクモヒトデが光る!

加計呂麻島で見つかったキンハブトラノオクモヒトデ(新称)の国内初記録

 

鹿児島大学

東京大学大学院理学系研究科

概要

岡西政典特任助教(東京大学)および藤井琢磨特任助教(鹿児島大学)によって、奄美群島の加計呂麻島沿岸で発見されたクモヒトデの1種が過去に国内では知られていなかった種であることが明らかとなり、日本動物分類学会発行の国際的学術誌Species Diversity上にて国内初記録として発表された。本種の特徴的な体色にちなみ、キンハブトラノオクモヒトデの和名が提唱された。更に、本種は外部刺激に対して肉眼でも確認できる明るさの光を発することも明らかとなった。

 

 

図1.(左)自然下でのキンハブトラノオクモヒトデ(新称)2020年2月4日、加計呂麻島沿岸某所にて
図2.(右)実験室にて、ピンセットの刺激に対して緑色の光を放つキンハブトラノオクモヒトデ

 

以上の研究成果は、日本動物分類学会発行の国際誌、Species Diversityの25号にて、2020年10月28日付けでオンライン先行公開された。

 

詳細については、鹿児島大学 のホームページをご覧ください。

 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―