2020/03/05

江戸の庶民は何を食べていた?

~江戸時代の歯石DNAから当時の食物を復元~

琉球大学

新潟医療福祉大学

理化学研究所

早稲田大学

東京大学大学院理学系研究科

概要

琉球大学の澤藤りかい研究員、新潟医療福祉大学の佐宗亜衣子助教、理化学研究所の須田亙副チームリーダー、早稲田大学理工学術院の服部正平教授、東京大学の植田信太郎名誉教授らの研究チームは、江戸時代の古人骨に付着する歯石からDNAを抽出・解析することで、当時の食物や生活習慣を個人レベルで明らかにしました。

本成果は、歯石にDNAメタバーコーディング法を初めて適用し、江戸時代の食性・文化を歯石から直接的に復元できることを示しました。

この手法を先史時代など様々な遺跡の資料に適用することで、過去の食性・文化の新たな側面を明らかにできると期待されます。本研究成果は、国際的な学術雑誌「PLOS ONE」誌に掲載されました。

詳細については、琉球大学 のホームページをご覧ください。

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―