2019/10/04

絶対零度付近でボース・アインシュタイン凝縮をした量子流体において
エネルギー輸送の直接測定に初めて成功し、乱流の普遍則を観測

 

大阪市立大学

東京大学大学院理学系研究科

名古屋大学

 

概要

大阪市立大学大学院理学研究科 坪田 誠 教授、東京大学大学院理学系研究科(当時)藤本 和也 研究員(2019年4月より名古屋大学高等研究院 大学院工学研究科特任助教)、Yale大学 Nir Navon助教、Oxford大学 Robert P. Smith准教授、Cambridge大学 Zoran Hadzibabic教授らの研究グループは、極低温状態でボース・アインシュタイン凝縮を起こした量子流体における乱流の運動エネルギー輸送の測定に初めて成功し、乱流の普遍則を実験で観測しました。ボース・アインシュタイン凝縮を初めて観測した研究者は2001年にノーベル物理学賞を受賞しており、今回の研究成果は「乱流」の長年の謎を解き明かす偉業といえます。

本研究成果は2019年10月4日(金)午前3時(米国東部時間10月3日(木)14時)に『Science』に掲載されました。

 

図1: ダ・ヴィンチが描いた乱流のスケッチ

 

詳細については、大阪市立大学 のホームページをご覧ください。

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―