2015/07/09
次世代赤外線天文学のための超高感度イマージョン回折格子の開発に成功
発表者
- 京都産業大学
- 東京大学
概要
京都産業大学は、神山天文台内の 「赤外線高分散ラボ:LiH」 において、東京大学・キヤノン株式会社・宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を行い、世界で初めて実用になるレベルの「イマージョン回折格子(次世代・赤外線天文学に必須の光学部品)」を開発することに成功しました。
「イマージョン回折格子」の開発は、現在米国・日本などが共同で建設中の超巨大・地上望遠鏡(直径30m)に必要となる技術であり、また、次世代・大型宇宙望遠鏡の実現にも非常に重要となります。今回、世界で初めて「理論限界性能を持つ究極の分光素子の開発」に成功しており、今回の研究成果は、天文学への応用だけでなく科学、医療、通信の分野における応用にも繋がることが期待されます。
詳細については 京都産業大学 のホームページをご覧ください。