2015/06/16

新しい物質を実現するイリジウム酸化物の性質を解明

発表者

  • 国立研究開発法人 理化学研究所
  • 国立大学法人 東京大学
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

概要

理化学研究所(理研)石橋極微デバイス工学研究室の松野丈夫専任研究員らの国際共同研究グループは、原子レベルの超格子薄膜技術を用いてイリジウム酸化物の電子相を制御し、磁性の出現と絶縁体化が密接に関係していることを解明しました。

本研究は、スピン‐軌道相互作用と電子相関の系統的な理解をもたらすとともに、イリジウム酸化物において期待されるさまざまな電子相を超格子構造によって自在に制御する可能性を示しました。理論で予測されながらも発見されていない新たな種類のトポロジカル絶縁体の実現、さらには低消費電力デバイスへの応用が期待できます。

詳細については、理化学研究所 のホームページをご覧ください。