2014/3/4 (配信日2/17)

がん化学療法の障害となる多剤排出トランスポーターの結晶構造

— 体内動態や脳内移行に優れたくすりの開発にも期待 —

発表者

  • 京都大学
  • 東京大学

概要

京都大学(総長:松本 紘)の薬学研究科 加藤博章 教授(理化学研究所客員研究員を兼務)と物質—細胞統合システム拠点iCeMS植田和光 教授、化学研究所 平竹 潤 教授、東京大学理学系研究科 菅 裕明 教授らの研究グループは、がん化学療法の障害となっているABC多剤排出トランスポーターと非常によく似た構造と機能を示す膜タンパク質CmABCB1を温泉に棲む真核生物から発見し、その分子構造と多剤排出メカニズムを解明しました。最初の抗がん剤治療で残った癌細胞が、ABC多剤排出トランスポーターを多数作ることによって多様な抗がん剤に耐性を獲得することは、化学療法の障害となっております。本研究ではX線結晶構造解析の手法を用いて、その分子構造を詳細に解明することにより、多様な化学構造の分子を排出する仕組みを明らかにしました。

詳細について 京都大学 のホームページをご覧ください。