2013/5/31

国際リニアコライダー ワールドワイドイベント

— 設計から実現へ

発表者

  • ILC国際共同設計チーム(GDE)
  • ILC実験管理国際組織(RD)
  • リニアコライダー・コラボレーション(LCC)
  • 高エネルギー物理学研究者会議
  • 国立大学法人 東京大学
  • 国立大学法人 東北大学
  • 国立大学法人 九州大学
  • 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
  • 先端加速器科学技術推進協議会(AAA)

概要

来たる6月12日(水)、東京大学山上会館にて「国際リニアコライダー ワールドワイドイベント — 設計から実現へ」が開催されます。 イベント終了後には、記者会見も開催いたしますので、ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合せの上、ご出席賜わりますようご案内申し上げます。

ILC(国際リニアコライダー; International Linear Collider)計画は、全長約30kmの直線状の加速器をつくり、現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子の衝突実験を行う計画です。宇宙初期に迫る高エネルギーの反応を作り出すことによって、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫ります。昨年12月に、世界の研究者チームが技術設計報告書の最終ドラフトを監督機関の「ILC国際運営委員会」に提出しましたが、このほど同報告書の最終版が完成し、来る6月12日(水)に刊行に至ります。また同報告書の完成により、リニアコライダー建設実現に向けて、世界の活動を率いる国際組織「リニアコライダー・コラボレーション(LCC)」が本格稼働することになります。

この機会に、国際リニアコライダーを推進する世界の研究者や産業界の関係者が一堂に会し、日本・東京、スイス・ジュネーブ、米国・シカゴの三カ所で同日に祝賀イベントを開催するものです。

東京会場では、LCCのディレクターである、リン・エバンス氏と副ディレクターの村山斉氏(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長)、そしてLCCを監督する国際組織「リニアコライダー国際推進委員会」の委員長を務める駒宮幸男氏(東京大学大学院理学系研究科教授/素粒子物理国際研究センター長)が講演を行います。また、東京会場は本イベントの先陣を切って開催されますので、ジュネーブ会場へと引き継ぐ「伝達式」も実施致します。

詳細について 高エネルギー加速器研究機構 のホームページをご覧ください。