DATE2020.06.26 #受賞・表彰
生物科学専攻の野崎久義准教授が日本藻類学会学術賞(山田賞)を受賞
![]() 野崎久義准教授 |
![]() 記念品の盾 |
生物科学専攻の野崎久義准教授が令和2年日本藻類学会学術賞(山田賞)を受賞しました。まことにおめでとうございます。
令和2年3月に鹿児島大学で開催される日本藻類学会第44回大会で、本賞の授賞式が実施される予定でした。しかし、新型コロナウィルス感染拡大防止のため本大会と受賞式は中止となり、後日表彰状と記念品の盾が送られてきました。この賞は、藻類学分野において独創性の高い研究を行い,その成果が高い評価を受け、藻類学、及びその関連分野の発展に大きく寄与した研究者に与えられます。この賞の別称は、我が国における藻類学の礎を築かれた山田幸男博士を記念して「山田賞」としています。
野崎准教授は、自らフィールドで採集した淡水藻類を培養株として確立・維持し、独自の手法で性誘導を実施する、最先端の生物学的技術を駆使する等して「種」を分類するという分類学を研究の根幹としています。このような微細藻類の形態学的・系統学的成果を土台として、学部学生の実習のフィールドであった神奈川県相模湖から採取した独自の材料を用いることで世界に先駆けてオス特異的遺伝子 ”OTOKOGI” を発見しました。さらに、本遺伝子を基軸にして緑藻ボルボックス系列を用いた新しい性の進化生物学的研究分野を創出し、世界的にみても類例のないオリジナリティーの高い研究を展開しています。
日本藻類学会学術賞(山田賞)
http://sourui.org/records/yamada.html