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2019/12/25
生物科学専攻の西増弘志准教授が第16回日本学術振興会賞を受賞

西増弘志准教授
このたび西増弘志准教授が第16回(令和元年度)日本学術振興会賞を受賞されました。おめでとうございます。CRISPR-Cas9を用いたゲノム編集技術は様々な分野において広く利用されていますが、その作動機構は不明でした。西増博士は、Cas9-ガイドRNA-標的DNA複合体の結晶構造を決定し、Cas9によるDNA切断機構を世界に先駆けて解明しました。さらに、様々な細菌に由来するCas9の結晶構造を次々と決定し、CRISPR-Cas9の多様な作動機構を解明しました。また、構造情報に基づく新規のゲノム編集ツールの開発にも成功し、ゲノム編集技術の高度化に大きく貢献してきました。
第16回(令和元年度)日本学術振興会賞
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/kettei.html
(文責:生物科学専攻 教授 濡木理)
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―