2019/10/24

生物科学専攻の岩崎渉准教授が2019年日本微生物生態学会奨励賞を受賞

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岩崎渉准教授


生物科学専攻の岩崎渉准教授が、2019年日本微生物学会奨励賞を受賞しました。このところいくつもの賞を受賞され、まさに快進撃ですが、あらためてお祝い申し上げます。

受賞理由は、バイオインフォマティクスを駆使し、あらゆる環境に存在する微生物の膨大なゲノムデータを独創的かつ俯瞰的なアプローチで解析し、将来の微生物生態学の指針となるような研究を矢継ぎばやに発信していることです。大規模比較ゲノム解析に基づくプロテオロドプシン(光エネルギーを生命活動に利用可能なエネルギーに変換する装置)を持たない微生物の「光を受けない」生存戦略を明らかにした研究、環境細菌叢のDNAメチル化修飾を観察する新たな手法「メタエピゲノム解析」の提唱、幅広い環境で「そこそこ」に生きるgeneralistと限られた環境で「尖って」生きるspecialistとの共存バランスが、generalistのすばやい進化によって保たれる機構の発見、真菌類の新たな分類群の提唱、巨大ウイルスの発見など、微生物生態学に関係する分野だけでも八面六臂、目を離せない活躍です。業績は微生物生態学分野に限られません。生物情報科学の王道を行く研究も続々発信しており、最年少で日本バイオインフォマティクス学会の会長もつとめています。今後のますますのご活躍をお祈りいたします。

2019年日本微生物生態学会奨励賞
http://www.microbial-ecology.jp/?p=8677


(文責:生物科学専攻 教授 寺島一郎)

 

 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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